研究課題/領域番号 |
16H06076
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研究種目 |
若手研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
知能機械学・機械システム
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
小嶋 勝 大阪大学, 基礎工学研究科, 准教授 (00533647)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
24,700千円 (直接経費: 19,000千円、間接経費: 5,700千円)
2018年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2017年度: 13,650千円 (直接経費: 10,500千円、間接経費: 3,150千円)
2016年度: 8,320千円 (直接経費: 6,400千円、間接経費: 1,920千円)
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キーワード | ナノ・マイクロメカトロニクス / マイクロ・ナノデバイス / べん毛モータ / 微生物 / ナノマイクロメカトロニクス / ナノピペット |
研究成果の概要 |
本研究では、少数細胞からの解析技術が確立しつつある背景をふまえ、高精度な位置情報に基づいて細胞1つ1つを操作・計測・分離する技術の確立を目指した。そこで、2 本の微小な針を箸のように器用に扱い細胞の操作が可能な2本指マイクロハンドと局所化学環境の精密制御を可能とする高機能なナノピペットと組み合わせることにより、1細胞-少数細胞「その場」直接操作・計測・分離システムを開発した。さらに、本システムを用いて細菌べん毛モータや動物細胞を対象とした実証実験を行い、要求精度を満たすシステムであることを確認し、生命現象の未解決問題に資する結果を得た。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究で開発したシステムはこれまでにない高速な動作と精密な作業を実現している。これは、微小領域での計測と制御に関わるマイクロロボティクスの基盤技術として価値があり、大きな意義を持つ。また、生体組織内の少数細胞をその場で直接操作(刺激)・計測・分離することを可能とする本技術は、細胞解析の汎用的なツールとしての価値も高く、バイオ医療分野の発展に寄与する点においても意義がある。
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