研究課題/領域番号 |
16H06095
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研究種目 |
若手研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
土木材料・施工・建設マネジメント
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
橋本 勝文 京都大学, 工学研究科, 特定講師 (30609748)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
8,580千円 (直接経費: 6,600千円、間接経費: 1,980千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2016年度: 4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
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キーワード | セメント / コンクリート / 放射性廃棄物 / 固化処理 / 溶出 / 長期評価 / 加速試験 / 電気泳動 / セメント固化処理 / 溶出加速評価 / 長期耐久性 / 安全管理手法 |
研究成果の概要 |
放射性廃棄物の処分に関して,放射性核種の閉じ込め性能に優れたコンクリートピット処分におけるセメント固化処理プロセスの管理・安全評価手法を構築することを目的としている。そのために,拡散・移流・電気泳動による溶出評価加速連成システムを新たな試験方法として確立した。特に,核種イオンを含むセメント固化処理体の長期にわたる成分溶出に起因する変質および環境影響を明らかとした。なお,放射性廃棄物水和固化体内部での核種イオンの挙動をモデル化した数値解析手法と組み合わせることにより,上記の連成システムを管理・安全評価手法として提案する上で,種々の環境条件下におけるセメント固化処理材料の長期的な物性評価を行った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
電気化学的溶出加速試験方法は,極微小薄片試料への適用によって短期間でセメント系材料の化学的・物理的変質の長期評価が可能な技術として提案するものである。本研究では,数十年~数百年以上に亘るセメント系材料の挙動を短期間の内に再現できるだけでなく,セメント系材料中の核種を含む溶出(イオン移動)現象を加速できる技術として構築した。このとき,長期浸せき試験および溶出評価加速連成システムを外部環境中のイオン濃度や加速条件を変化させながら実施することで,イオン移動促進技術としての評価手法としてのセメント固化による放射性廃棄物処理固化体の模擬供試体の評価を行った。
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