研究課題/領域番号 |
16H06112
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研究種目 |
若手研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
建築環境・設備
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研究機関 | 近畿大学 (2018-2019) 徳山工業高等専門学校 (2016-2017) |
研究代表者 |
平栗 靖浩 近畿大学, 建築学部, 准教授 (90457416)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
18,330千円 (直接経費: 14,100千円、間接経費: 4,230千円)
2019年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2018年度: 5,460千円 (直接経費: 4,200千円、間接経費: 1,260千円)
2017年度: 7,150千円 (直接経費: 5,500千円、間接経費: 1,650千円)
2016年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
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キーワード | ノイズマップ / 地理空間情報 / 航空機騒音 / 交通騒音 / 騒音評価 / 飛行航路データ / リスク評価 / 情報公開 / 騒音曝露人口 / ジオデータベース / 居住者数 |
研究成果の概要 |
本研究では航空機騒音によるノイズマップの推計手法から活用方法までを網羅的に研究した。ノイズマップの推計に関しては航路データの収集・蓄積システムを開発し、得られたデータベースからノイズマップを推計する手法を構築した。ベトナムの主要3空港においてノイズマップの推計と実測調査を実施することで、システムの精度検証を実施し、本システムの有効性を確認した。また、空港周辺地域のアンケート調査データを地理空間情報とし、ノイズマップとオーバーレイすることで、空間分析による暴露反応関係の導出を可能とした。また我が国におけるノイズマップの情報公開に向けた問題点を整理した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
これまで我が国では環境アセスメントなどの狭い範囲でのノイズマップ推計を実施するにとどまっており、広域騒音推計による結果を用いた空間分析により、地域住民の騒音被害を定量的に推定する試みはみられなかった。本研究成果により、航空機騒音のノイズマップ推計に関してはデータ収集から空間分析までの一連の手続きを確立することができたため、これまで実測調査ベースで行われてきた騒音影響評価研究に変革をもたらすと期待できる。またノイズマップの情報公開に関しても問題点等を整理し、学会での発表や学会誌での問題提起を行ったため、今後の情報公開に関する議論の礎を築くことが出来たと考えている。
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