研究課題/領域番号 |
16H06160
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研究種目 |
若手研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
分子生物学
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研究機関 | 国立遺伝学研究所 (2017-2018) 東京工業大学 (2016) |
研究代表者 |
村山 泰斗 国立遺伝学研究所, 新分野創造センター, 准教授 (60531663)
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研究協力者 |
古寺 哲幸
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
23,660千円 (直接経費: 18,200千円、間接経費: 5,460千円)
2018年度: 7,410千円 (直接経費: 5,700千円、間接経費: 1,710千円)
2017年度: 7,540千円 (直接経費: 5,800千円、間接経費: 1,740千円)
2016年度: 8,710千円 (直接経費: 6,700千円、間接経費: 2,010千円)
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キーワード | 染色体動態 / 染色体分配 / 姉妹染色分体間接着 / SMC複合体 / コヒーシン / 試験管内再構成 / 姉妹染色体接着 / ゲノム / 蛋白質 / 生化学 / SMC 複合体 |
研究成果の概要 |
コヒーシンが形成する姉妹染色分体間接着は、細胞分裂における正確な染色体分配に必須である。コヒーシンはユニークなDNA結合を介して接着を形成するが、その分子機構については不明な点が多い。本研究は、コヒーシンの生化学的性質を解析し、その動作機構の一端が明らかにした。特に、コヒーシンが多段階の制御を経てDNA分子同士を安定に繋ぎ止める活性があることを見出し、接着形成について新たな分子モデルを提唱した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
染色体分配に不可欠であることに加え、コヒーシンは間期染色体のグローバルな高次構造形成も制御し、転写制御を介して分化・発生にも関与することが次々と判明している。また、様々な染色体機能が明らかになる中、その機能異常が染色体異常疾患や不妊等と関連することが報告されている。本研究は、精製コヒーシンのDNA結合活性を直接解析することで動作機構の一端を明らかにした。得られた知見は、基礎研究への貢献に加え、長期的展望として人類の健康増進に資する研究につながると期待される。
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