研究課題/領域番号 |
16H06179
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研究種目 |
若手研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
生態・環境
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
内海 俊介 北海道大学, 北方生物圏フィールド科学センター, 准教授 (10642019)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
24,570千円 (直接経費: 18,900千円、間接経費: 5,670千円)
2018年度: 5,200千円 (直接経費: 4,000千円、間接経費: 1,200千円)
2017年度: 5,330千円 (直接経費: 4,100千円、間接経費: 1,230千円)
2016年度: 12,740千円 (直接経費: 9,800千円、間接経費: 2,940千円)
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キーワード | 群集 / 生態ー進化フィードバック / ゲノミクス / 自然選択 / 共生 / 生物多様性 / メタバーコーディング / 遺伝的多様性 / SNP / 河畔林 / メタゲノム / 生態学 / 進化 / 昆虫 / ゲノム / 環境 / 対立遺伝子頻度 |
研究成果の概要 |
野外生態系において種内の遺伝変異ー多種系群集ー景観の3つの連関を明らかにした。まず、生物の迅速な進化の実態を詳細に明らかにした。植食性昆虫のゲノミクスによって餌摂食におけるスペシャリスト行動の個体変異に関連する一塩基多型のリアルタイム・モニタリングを野外で行った。局所~地域スケールで1年という短時間で生じる迅速な進化を複数年にわたって観測に成功し、駆動因子も検出した。遺伝子流動や遺伝的浮動、河川景観を考慮した上でこの進化の空間的変異も明らかにした。また、樹木と窒素固定細菌のゲノミクスによって、敵対的・共生的という異なる相互作用において、遺伝変異と環境要因の野外での相対的重要性の定量に成功した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
生物進化が群集の動態と同じ時間スケールで生じ、両者の動態が密接に影響しあうことが野外生態系においても少しずつ報告されつつある。その現象は、人新世の生物多様性保全や生態系管理においてもこれから鍵となると考えられる。しかし、その群集生態-進化動態のパターンは複雑であることが想定される。なぜなら、局所集団の種組成や遺伝変異に加えて、地域のメタ群集構造や遺伝子流動、そして地形や物理環境という景観要素との相互作用によって空間的に大きく変容すると予測されるからだ。そして、その変容の実態の理解は全く進んでいない。本研究は、景観群集ゲノミクス・アプローチを新たにたちあげ、世界に先駆けてそれらの実態に迫った。
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