研究課題/領域番号 |
16H06189
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研究種目 |
若手研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
応用微生物学
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
豊福 雅典 筑波大学, 生命環境系, 准教授 (30644827)
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研究協力者 |
野村 暢彦
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
24,050千円 (直接経費: 18,500千円、間接経費: 5,550千円)
2018年度: 7,800千円 (直接経費: 6,000千円、間接経費: 1,800千円)
2017年度: 7,800千円 (直接経費: 6,000千円、間接経費: 1,800千円)
2016年度: 8,450千円 (直接経費: 6,500千円、間接経費: 1,950千円)
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キーワード | メンブレンベシクル / 細菌間相互作用 / 細胞外RNA / メンブランベシクル / 膜小胞 / 微生物 / 細胞間情報伝達 / 細胞死 / 膜小包 / プログラム細胞死 / 細胞間相互作用 |
研究成果の概要 |
細菌は細胞外に数百ナノメートル程度のメンブレンベシクル(MV)を放出することが知られている。MVは微生物間コミュニケーションや遺伝子の水平伝播など、細菌の生存や進化で重要な多くのプロセスに関与しており、宿主に対する病原性発揮にも関わっていることが報告されている。さらには、免疫誘導性を示すことからワクチン開発にも利用されており、ガンを標的としたドラッグデリバリーシステムのプラットフォームとして注目を浴びている。MVにRNAが含まれているが、その詳細な解析は行われておらず、機能や生物学的な意義は未知であった。本研究では、MVに含まれるRNAを解析することにより、MVの新規形成機構を明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
細胞外膜小胞は、細菌以外のほとんどの生物が産生することが明らかとなってきており、その機能や応用について注目が集まっている。細菌も50年以上前からメンブレンベシクル(MV)と呼ばれる細胞外膜小胞を形成することが分かっていたが、その形成機構については完全に明らかになっていなかった。我々は、世界で初めて細菌間で共通したMV形成機構を明らかにした。本研究により、MV研究と応用が一気に進むと期待される。
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