研究課題/領域番号 |
16H06190
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研究種目 |
若手研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
応用微生物学
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研究機関 | 筑波大学 (2018-2019) 群馬大学 (2017) 秋田県立大学 (2016) |
研究代表者 |
宮腰 昌利 筑波大学, 医学医療系, 准教授 (60755809)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
24,570千円 (直接経費: 18,900千円、間接経費: 5,670千円)
2018年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2017年度: 7,670千円 (直接経費: 5,900千円、間接経費: 1,770千円)
2016年度: 13,260千円 (直接経費: 10,200千円、間接経費: 3,060千円)
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キーワード | 転写後調節 / 大腸菌 / サルモネラ / TCAサイクル / small RNA / Hfq / 発現制御 / 応用微生物 / 核酸 / バイオテクノロジー / 細菌 |
研究成果の概要 |
通性嫌気性細菌のTCA 回路酵素群をコードするsdhCDAB-sucABCD オペロンmRNA の3’UTR から新しいタイプの機能性RNA SdhXが生成し、酢酸キナーゼをコードするackA mRNAの翻訳開始領域と塩基対形成して翻訳を抑制することを明らかにした。加えて、SdhXはサルモネラでは嫌気性フマラーゼをコードするfumBと機能未知遺伝子yfbVを、大腸菌ではギ酸デヒドロゲナーゼをコードするfdoGとカタラーゼをコードするkatGを特異的に制御することも示された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、オペロンmRNAは同じ代謝経路の酵素タンパク質をコードするだけでなく、その3’UTRから機能性RNAを生成し、他の代謝経路の遺伝子発現を転写後レベルで制御することを明らかにした。したがって、セントラルドグマにおいて単に遺伝情報の仲介役と考えられていたmRNAに新しい機能を見出し、1961年にJacobとMonodによって提唱されたオペロン説の概念を拡張することができた。
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