研究課題/領域番号 |
16H06203
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研究種目 |
若手研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
経営・経済農学
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研究機関 | 早稲田大学 |
研究代表者 |
下川 哲 早稲田大学, 政治経済学術院, 准教授 (40767224)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
12,740千円 (直接経費: 9,800千円、間接経費: 2,940千円)
2018年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2017年度: 5,980千円 (直接経費: 4,600千円、間接経費: 1,380千円)
2016年度: 6,370千円 (直接経費: 4,900千円、間接経費: 1,470千円)
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キーワード | 食品安全 / 食品ラベル / 消費者需要 / 消費者満足度 / 都市農村格差 / 中国 / 食品安全性 / 食料需要 / 選択実験 / 食品 / 安全性 / 満足度 / 農業経済学 |
研究成果の概要 |
中国では食品安全問題が頻発しており、国民の「食品の質と安全性」に対する不満が急速に高まっている。本研究では、中国における「食品の質と安全性」に対する需要と満足度の現状およびそれらの決定要因を究明するため、中国湖北省の都市部と農村部において世帯調査と選択実験を実施した。その結果、「食品の質と安全性」に対する需要は都市部の方が農村部よりも2倍以上高く、その差は所得格差だけでなく「食品ラベルに関する知識」の差によって説明されることがわかった。また、消費者の満足度は、より安全な食品を「実際に購入するかどうか」よりも、それらが「入手可能かどうか」に大きく影響されることが分かった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
中国では食品安全問題が頻発しており、国民の「食品の質と安全性」に対する不満が急速に高まっている。生活必需品である食品に対する国民の大きな不満は、社会への不満、ひいては共産党体制への不満につながりかねず、中国政府にとってきわめて重要な問題である。そのため、今後の中国における食料需要を理解するためには、量的側面だけでなく、「食品の質・安全性」に対する需要の究明が必要とされている。
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