研究課題/領域番号 |
16H06235
|
研究種目 |
若手研究(A)
|
配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
医療社会学
|
研究機関 | 地方独立行政法人東京都健康長寿医療センター(東京都健康長寿医療センター研究所) |
研究代表者 |
涌井 智子 地方独立行政法人東京都健康長寿医療センター(東京都健康長寿医療センター研究所), 東京都健康長寿医療センター研究所, 研究員 (70725845)
|
研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
|
配分額 *注記 |
11,960千円 (直接経費: 9,200千円、間接経費: 2,760千円)
2019年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2018年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2017年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2016年度: 3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
|
キーワード | 高齢者ケア / 家族介護 / 仕事と介護の両立 / 日米比較 / 介護保険 / 介護 / 家族 / 多重介護 / 独居高齢者 / 介護保険制度 / 高齢者介護 / 地域社会 / 介護保険システム / 国際比較 / 介護トレンド / 福祉政策 / 地域役割 / 国民生活基礎調査 / 公的介護保険 / 持続可能性 / 介護保険サービス / 介護保険レセプト / 国際比較調査 / 医療行動学 |
研究成果の概要 |
本研究は、介護支援システムの継続性に資する知見を得るため、家族介護の将来予測、医療・介護保険サービス利用パターンの解析による在宅介護継続への影響評価、近年の課題となりつつある仕事と介護の両立支援のための関連要因の検討、さらに国際実態比較調査による家族・介護保険・地域社会の相互関係の差異の検討を目的とした。家族介護においてはこれまで以上に多様な介護の実態が明らかとなっている一方で、これに対応した介護保険サービスの在り方、さらには職場を含めた地域社会の支援の必要性が示唆された。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
従来、社会保障制度の持続可能性は社会における経済的継続性と人的資源の継続性において議論がなされてきた一方で、介護保険制度がどのように要介護高齢者や家族の介護や扶養に対する意識や行動、地域社会の在り方に影響を与えているかについて十分な検討がなされていない。本研究は、家族、公的介護保険制度、地域社会の相互関係を私的つながりにおける行動の側面から検討したことにあり、学術的な新規性が高い。また、介護の課題は、今後の多くの国々が抱える課題である。介護の状況を長期的視野で分析し、必要となる研究知見を蓄積することは、この分野におけるリーディングカントリーとして日本が担う役割の一助になることが期待される。
|