研究課題/領域番号 |
16H06245
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研究種目 |
若手研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
循環器内科学
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研究機関 | 東京大学 (2017-2018) 慶應義塾大学 (2016) |
研究代表者 |
関 倫久 東京大学, 医学部附属病院, 助教 (30528873)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2018-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
24,830千円 (直接経費: 19,100千円、間接経費: 5,730千円)
2017年度: 5,460千円 (直接経費: 4,200千円、間接経費: 1,260千円)
2016年度: 19,370千円 (直接経費: 14,900千円、間接経費: 4,470千円)
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キーワード | 再生医療 / iPS細胞 / 核型異常 / ヒトiPS細胞 / センダイウイルス / 再生医学 / 心筋再生 |
研究成果の概要 |
生物由来原料基準をクリアできる培養系の確立を試み、センダイウイルスベクターによる山中因子導入、及びStemFitAK02培地、培養基剤としてiMatrix-511を用いることにより、従来の培養条件よりも高効率な樹立方法の確立に成功した。また、700個のヒト多能性幹細胞のマイクロアレイデータの解析から、ヒトiPS細胞の最頻度の核型異常である12トリソミーを簡便に見分けるマーカー、12トリソミーに限定せず核型異常の存在を示唆するマーカーを同定した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
iPS細胞を利用した将来的な移植治療に向けて、GMPレベルの培養条件内で完結可能な心筋細胞分化用iPS細胞樹立プロトコールを確立すること、さらにiPS細胞樹立後の各種の未分化性と安全性の評価プロトコールを最適化し、移植用としてふさわしくない細胞株を排除し、移植に適するiPS細胞株を短期間で選抜する体制を確立することは必須である。しかし細胞株の選抜に多大な時間と費用を要している現状があったことから、本研究成果はiPS細胞の臨床利用を進めるための重要な成果をもたらしたと言える。
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