研究課題/領域番号 |
16H06274
|
研究種目 |
若手研究(A)
|
配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
基礎看護学
|
研究機関 | 首都大学東京 |
研究代表者 |
菱沼 由梨 首都大学東京, 人間健康科学研究科, 准教授 (50583697)
|
研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
|
配分額 *注記 |
10,790千円 (直接経費: 8,300千円、間接経費: 2,490千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2018年度: 3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2017年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2016年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
|
キーワード | 臨床指導者 / 新人助産師 / 助産学生 / 看護学生 / 助産師 / 助産学 / 臨床教育 / 看護学 / 助産教育 / 臨床指導者育成 / 教育プログラム / 母性看護学実習 / 分娩介助実習 |
研究成果の概要 |
看護学生は、教えてくれる、話しかけやすいなどの特徴が、助産学生は、教えてくれる、話しやすい、気にかけてもらえるなどの特徴が、新人助産師は、話しかけやすい、(適切な)コメント、笑顔などの特徴があるとき、助産師をよい指導者とみなしていた。 また、「なぜそのように行動したのか」根拠を尋ねる、「学んだこと」を確認するという教育スキルが発揮されていること、業務が重なった場合でも冷静に対応する、学生や新人に対して共感的態度を示す、誰とでも気さくに話をするといった態度や人柄だけでなく、職場での出来事を助産師同士で話すことを習慣的に行っていることが、よい指導者の臨床指導実践能力として重要であることがわかった。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
優れた助産師の育成においては、優れた臨床指導実践能力を有する助産師、すなわち、助産を教えることに長けた指導者の存在意義は大きい。本研究成果は、臨床の場においてこれまで指導を受けていた経験のある立場から、”よい指導者”といえる助産師の特徴や、助産師が”優れた指導者”と評価される際に不可欠な要素を明らかにし、系統的に示したものである。助産の実践の場においては、臨床経験3年目より指導者役割を担うことが多く、実践との両立の難しさも加わり、どのように臨床指導してよいか戸惑う若手指導者が多い。本研究成果は、臨床指導に戸惑う若手助産師に対して、その具体的実践方法などを示す基礎的資料を示すものといえる。
|