研究課題
若手研究(A)
家族看護は、家族をシステムとして捉え、家族の関係性に働きかけ、疾患や障害のある本人を含む各家族員および一単位としての家族の健康と機能を高めることを目標としている。しかし、家族看護学における介入研究において、アウトカムとしての家族機能を家族全体の視点から評価した研究は乏しい。本研究は、家族看護学のさらなるエビデンス構築のために、家族全体の視点からみた家族のQOL・家族機能の基礎データを得た。また、それを得るための電子調査システムを開発し、その実用性を検証した。
本研究は、養育期(子どもが生後1か月から18歳まで)の家族に焦点を当てて、各家族員のQOLと家族機能の実態明らかにできるデータを得た。これは、家族看護学をはじめとする家族研究における基礎的データとなることから、今後の研究の継続によって、神話的・慣習的な家族ケアではなく、真に家族のためになる(エビデンスのある)家族ケアを提言していくことができる。
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Journal of Patient-Reported Outcomes
巻: 4
Applied Research in Quality of Life
巻: 15