研究課題/領域番号 |
16H06288
|
研究種目 |
特別推進研究
|
配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
理工系
数物系科学
|
研究機関 | 大学共同利用機関法人高エネルギー加速器研究機構 |
研究代表者 |
小林 隆 大学共同利用機関法人高エネルギー加速器研究機構, その他部局等, J-PARCセンター長 (70291317)
|
研究分担者 |
外山 毅 大学共同利用機関法人高エネルギー加速器研究機構, 加速器研究施設, 教授 (30207641)
Friend Megan 大学共同利用機関法人高エネルギー加速器研究機構, 素粒子原子核研究所, 助教 (50649332)
木河 達也 京都大学, 理学研究科, 助教 (60823408)
南野 彰宏 横浜国立大学, 大学院工学研究院, 准教授 (70511674)
横山 将志 東京大学, 大学院理学系研究科(理学部), 教授 (90362441)
中村 輝石 東北大学, 理学研究科, 助教 (80750463)
HARTZ MARK 東京大学, カブリ数物連携宇宙研究機構, 准教授 (70721702)
多田 將 大学共同利用機関法人高エネルギー加速器研究機構, 素粒子原子核研究所, 准教授 (00391706)
|
研究期間 (年度) |
2016-04-26 – 2021-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
|
配分額 *注記 |
544,180千円 (直接経費: 418,600千円、間接経費: 125,580千円)
2020年度: 57,070千円 (直接経費: 43,900千円、間接経費: 13,170千円)
2019年度: 120,380千円 (直接経費: 92,600千円、間接経費: 27,780千円)
2018年度: 164,840千円 (直接経費: 126,800千円、間接経費: 38,040千円)
2017年度: 115,700千円 (直接経費: 89,000千円、間接経費: 26,700千円)
2016年度: 86,190千円 (直接経費: 66,300千円、間接経費: 19,890千円)
|
キーワード | ニュートリノ振動 / CP対称性 / J-PARC / T2K実験 / スーパーカミオカンデ / ニュートリノ / 大強度陽子加速器 |
研究成果の概要 |
T2K実験において、ニュートリノと反ニュートリノの違い(CP対称性の破れ)の探索を行なった。本研究で進めた課題によりJ-PARCメインリングの強度を500kWまで増強した。また解析手法を改良して実質的に統計量を1.3倍に増加することに成功した。これにより、ニュートリノCP対称性が破れていることを95%の確率で示すことができた。感度をさらに高めるために、1.3MWにむけた増強や、SuperFGDと呼ばれる新型ニュートリノ検出器の設計および建設を進めた。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ニュートリノのCP対称性の破れは、物質のみが残っている現在の宇宙の謎を解く重要な要素として、学術的に注目されている。本研究の成果は、2020年の総合科学雑誌ネイチャーに掲載され、その表紙も飾った。また、その年の特に注目されるべき10大発見に選ばれた。ニューヨークタイムズ紙上でも大きく取り上げられるなど世界中のメディアで紹介された。
|
評価記号 |
検証結果 (区分)
A
|
評価記号 |
評価結果 (区分)
A: 当初目標に向けて順調に研究が進展しており、期待どおりの成果が見込まれる
|