研究課題/領域番号 |
16H06290
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研究種目 |
特別推進研究
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
理工系
化学
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研究機関 | 大阪大学 (2020-2021) 国立研究開発法人理化学研究所 (2016-2019) |
研究代表者 |
伊藤 幸成 大阪大学, 理学研究科, 招へい教授 (80168385)
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研究分担者 |
武田 陽一 立命館大学, 生命科学部, 教授 (20423973)
松尾 一郎 群馬大学, 大学院理工学府, 教授 (40342852)
梶原 康宏 大阪大学, 理学研究科, 教授 (50275020)
迫野 昌文 富山大学, 学術研究部工学系, 准教授 (50391959)
井原 義人 和歌山県立医科大学, 医学部, 教授 (70263241)
戸谷 希一郎 成蹊大学, 理工学部, 教授 (80360593)
平林 義雄 国立研究開発法人理化学研究所, 開拓研究本部, 客員主管研究員 (90106435)
山口 芳樹 東北医科薬科大学, 薬学部, 教授 (90323451)
石渡 明弘 国立研究開発法人理化学研究所, 開拓研究本部, 専任研究員 (70342748)
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研究期間 (年度) |
2016-04-26 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
415,220千円 (直接経費: 319,400千円、間接経費: 95,820千円)
2020年度: 90,220千円 (直接経費: 69,400千円、間接経費: 20,820千円)
2019年度: 78,000千円 (直接経費: 60,000千円、間接経費: 18,000千円)
2018年度: 95,550千円 (直接経費: 73,500千円、間接経費: 22,050千円)
2017年度: 63,050千円 (直接経費: 48,500千円、間接経費: 14,550千円)
2016年度: 88,400千円 (直接経費: 68,000千円、間接経費: 20,400千円)
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キーワード | 糖タンパク質 / 小胞体 / フォールディング / グルコース転移酵素 / 糖脂質 / GPR55 / EDEM / エンドマンノシダーゼ / 化学合成 / 生物機能 / 糖修飾 / 糖鎖 / 品質管理 / 糖質関連化学・糖鎖工学 / 糖 / 蛋白質 / 脂質 / 生体分子 |
研究成果の概要 |
真核細胞の小胞体における糖修飾に着目し、1)タンパク質のフォールディングに関わる糖修飾、2)トリプトファンC-マンノシル(CMW) 化、3)グルコシル化糖脂質 (PtdGlc)を主な対象に研究を行った。タンパク質のフォールディング過程に関しては、合成した糖タンパク質や糖鎖誘導体用いた種々の実験系を確立し、その精密解析と選択的制御に道を拓いた。CMWの新たな測定系による組織分布の解析や腫瘍マーカーへの展開を行い、タンパク質品質管理機構への関与に関する知見を得た。更にPtdGlcの生合成に関わる酵素を同定するとともに、創薬との関連で興味を集めているGPR55制御分子の創製に新たな方向性を示した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
真核細胞の小胞体は多彩な機能を担っている。本課題は、小胞体において生み出される様々な糖質シグナルを対象とするものである。小胞体内糖鎖や糖タンパク質の化学合成を駆使して、タンパク質のフォールディングにおける糖鎖の機能解明を行った。新たな腫瘍マーカーの開発や疾病との関連などにおいても新規な知見をえた。また、小胞体内糖脂質をリードとする細胞機能制御分子の開発や疾患との関連についても成果を得た。これらは本課題ならではの成果であり、医療への展開も期待できるものである。
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評価記号 |
検証結果 (区分)
A
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評価記号 |
評価結果 (区分)
A: 当初目標に向けて順調に研究が進展しており、期待どおりの成果が見込まれる
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