研究課題/領域番号 |
16H06309
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研究種目 |
基盤研究(S)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
地理学
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
菅 浩伸 九州大学, 比較社会文化研究院, 教授 (20294390)
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研究分担者 |
藤田 和彦 琉球大学, 理学部, 教授 (00343377)
後藤 和久 東京大学, 大学院理学系研究科(理学部), 教授 (10376543)
横山 祐典 東京大学, 大気海洋研究所, 教授 (10359648)
長谷川 均 国士舘大学, 文学部, 教授 (80208496)
藤田 喜久 沖縄県立芸術大学, 音楽学部, 准教授 (20771463)
堀 信行 奈良大学, その他部局等, 特別研究員 (40087143)
高橋 そよ 琉球大学, 人文社会学部, 准教授 (60772829)
鈴木 淳 国立研究開発法人産業技術総合研究所, 地質調査総合センター, 研究グループ長 (60344199)
小野 林太郎 国立民族学博物館, 人類文明誌研究部, 准教授 (40462204)
中島 洋典 有明工業高等専門学校, 一般教育科, 教授 (90172303)
平林 頌子 立正大学, 地球環境科学部, 助教 (40835641)
中井 達郎 九州大学, 比較社会文化研究院, 共同研究者 (10550915)
片桐 千亜紀 九州大学, 比較社会文化研究院, 共同研究者 (70804730)
中西 裕見子 九州大学, 比較社会文化研究院, 共同研究者 (10845754)
渡久地 健 琉球大学, 国際地域創造学部, 准教授 (30543764)
長尾 正之 国立研究開発法人産業技術総合研究所, 地質調査総合センター, 主任研究員 (70251626)
波利井 佐紀 琉球大学, 熱帯生物圏研究センター, 准教授 (30334535)
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研究期間 (年度) |
2016-05-31 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
164,580千円 (直接経費: 126,600千円、間接経費: 37,980千円)
2020年度: 25,090千円 (直接経費: 19,300千円、間接経費: 5,790千円)
2019年度: 30,290千円 (直接経費: 23,300千円、間接経費: 6,990千円)
2018年度: 28,600千円 (直接経費: 22,000千円、間接経費: 6,600千円)
2017年度: 35,750千円 (直接経費: 27,500千円、間接経費: 8,250千円)
2016年度: 44,850千円 (直接経費: 34,500千円、間接経費: 10,350千円)
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キーワード | 海洋探査 / 地形 / サンゴ礁 / 可視化 / 環境 |
研究成果の概要 |
沿岸浅海域は、その重要性にもかかわらず科学的知見が少ない。本研究では最先端技術を用いて沿岸浅海域の高解像度地形図を作成し、未知の海域を可視化する。その上で自然科学から人文・社会科学に至る学際研究を進めることを目的とした。本研究では、いくつかの測量手法を組み合わせ、浅海から沿岸を網羅する海陸シームレス地形図の作成に成功した。また、マルチビームとフォトグラメトリー技術を組み合わせて、センチメートル単位の高解像度で地理座標をもつ三次元モデルを作成することにも成功した。学際研究では、海底の可視化を基に、地形・地質、波浪シミュレーション、生物学、文化地理学、水中考古学に関する研究成果をあげた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、これまで地形図が整備されていなかった浅海域で解像度の高い海底地形図を作成するとともに、浅海から沿岸にかけてシームレスに高解像度地形データを作成することに成功した。また、作成した高解像度海底地形図を利用し、多くの研究領域で先進的な学際研究を進めている。一連の研究によって、未知の地形と大規模な生物群集が発見された石垣島名蔵湾は環境省が保全海域とするよう手続きを進めている。また、本研究で可視化した戦争水中文化遺産については、各地の平和記念館や報道と協力して、教育および啓発活動へつなげた。未知の浅海域を可視化することによって、沿岸浅海域の社会的価値を高めることにつながっている。
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評価記号 |
検証結果 (区分)
B
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評価記号 |
評価結果 (区分)
A: 当初目標に向けて順調に研究が進展しており、期待どおりの成果が見込まれる
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