研究課題/領域番号 |
16H06333
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研究種目 |
基盤研究(S)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
薄膜・表面界面物性
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研究機関 | 大阪大学 (2020) 国立研究開発法人産業技術総合研究所 (2016-2019) |
研究代表者 |
末永 和知 大阪大学, 産業科学研究所, 教授 (00357253)
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研究分担者 |
千賀 亮典 国立研究開発法人産業技術総合研究所, 材料・化学領域, 主任研究員 (80713221)
Lin YungChang 国立研究開発法人産業技術総合研究所, 材料・化学領域, 主任研究員 (90772244)
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研究期間 (年度) |
2016-05-31 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
170,170千円 (直接経費: 130,900千円、間接経費: 39,270千円)
2020年度: 12,220千円 (直接経費: 9,400千円、間接経費: 2,820千円)
2019年度: 32,370千円 (直接経費: 24,900千円、間接経費: 7,470千円)
2018年度: 52,910千円 (直接経費: 40,700千円、間接経費: 12,210千円)
2017年度: 51,350千円 (直接経費: 39,500千円、間接経費: 11,850千円)
2016年度: 21,320千円 (直接経費: 16,400千円、間接経費: 4,920千円)
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キーワード | 電子線分光 / 単原子分析 / EELS / STEM / phonon spectroscopy / exciton / low-dimensional material / 電子分光 / 電子顕微鏡 / 低次元物質 / 元素分析 / 単原子物理 / 薄膜・表面界面物性 |
研究成果の概要 |
本研究では、電子顕微鏡と電子線分光を組み合わせた手法を発展させて、単原子ひとつひとつの分析法を発展させることを目的とした。単原子分析は従来において、極めて限られた条件でのみ可能であったが、本研究ではとくにハードウェアの開発や試料準備法の開発を通じて、その応用範囲を広げることを広げることに成功した。 これらの成果は、3報のNature誌(2018, 2019, 2020年)と1報のScience誌(2020年)を含む109報の国際誌に発表された。また国内外の招待講演39件でも発表された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
物質の根源に思いをはせた古代ギリシア人以来、モノや生命を構成する最小単位をひとつひとつ可視化しカウントすることは何世紀もの間、科学者の夢であった。古代原子論を提唱したデモクリトスも近代原子論の祖ダルトンも、原子の動きが人間の目に捉えられ、かつひとつひとつ区別されるような時代が訪れるとは考えてもいなかったであろう。本研究では、(素粒子をのぞけば)物質の最小単位である原子ひとつひとつの追跡や分析を実現するための研究を発展させてきた。単原子の電子状態およびそれらの変化の実時間観測を可能にし、物性研究および生命研究の基礎的発展に大きく貢献できる基盤技術開発にとって重要な研究である。
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評価記号 |
検証結果 (区分)
A
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評価記号 |
評価結果 (区分)
A-: 当初目標に向けて概ね順調に研究が進展しており、一定の成果が見込まれるが、一部に遅れ等が認められるため、今後努力が必要である
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