研究課題/領域番号 |
16H06344
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研究種目 |
基盤研究(S)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
素粒子・原子核・宇宙線・宇宙物理
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研究機関 | 大学共同利用機関法人高エネルギー加速器研究機構 |
研究代表者 |
丸山 和純 大学共同利用機関法人高エネルギー加速器研究機構, 素粒子原子核研究所, 准教授 (80375401)
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研究分担者 |
川崎 健夫 北里大学, 理学部, 教授 (00323999)
末包 文彦 東北大学, ニュートリノ科学研究センター, 教授 (10196678)
嶋 達志 大阪大学, 核物理研究センター, 准教授 (10222035)
明午 伸一郎 国立研究開発法人日本原子力研究開発機構, 原子力科学研究部門 J-PARCセンター, 研究主席 (80354728)
長谷川 勝一 国立研究開発法人日本原子力研究開発機構, 原子力科学研究部門 原子力科学研究所 先端基礎研究センター, 研究主幹 (90391333)
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研究期間 (年度) |
2016-05-31 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
中途終了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
182,130千円 (直接経費: 140,100千円、間接経費: 42,030千円)
2020年度: 11,180千円 (直接経費: 8,600千円、間接経費: 2,580千円)
2019年度: 13,130千円 (直接経費: 10,100千円、間接経費: 3,030千円)
2018年度: 39,910千円 (直接経費: 30,700千円、間接経費: 9,210千円)
2017年度: 56,030千円 (直接経費: 43,100千円、間接経費: 12,930千円)
2016年度: 61,880千円 (直接経費: 47,600千円、間接経費: 14,280千円)
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キーワード | ニュートリノ / ステライルニュートリノ / 液体シンチレータ |
研究成果の概要 |
本研究の目的は、素粒子標準理論で説明できない新型ニュートリノの探索をJ-PARC物質・生命科学実験施設(MLF)にて世界に先駆けて行うことである。そのため、令和元年度までに50トン液体シンチレータ検出器を建設し、COVID-19の影響で遅れが出たものの令和2年6月には探索実験を開始した。また、同12月には検出器を再設置し本格的なデータ取得を行っている。 検出器を当初予定通り設置し、検出器較正などを進め、データ解析も急ピッチで進んでいる。これらの成果を受け、更に本研究を飛躍的に加速させ、またMLF自身の能力も向上させるため、特別推進研究の前年度申請を行い、令和2年度から採択された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
前述のとおり、我々の実験は素粒子の標準理論では説明できない新型のニュートリノ(ステライルニュートリノ)の探索を行うことである。ステライルニュートリノの存在が確定されれば、素粒子の標準理論は覆り、また新粒子を発見したことから素粒子物理界に大きなインパクトを与えることになる。ステライルニュートリノは通常のニュートリノと違い、重力しか感じない粒子であり、その性質から間接的、もしくは直接的な暗黒物質との関係も指摘されている。この面からも存在の確定が急務で、本研究はその探索に関する結果を出す目途を付けた。
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評価記号 |
検証結果 (区分)
A-
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評価記号 |
評価結果 (区分)
A: 当初目標に向けて順調に研究が進展しており、期待どおりの成果が見込まれる
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