研究課題/領域番号 |
16H06362
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研究種目 |
基盤研究(S)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
土木環境システム
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
松井 佳彦 北海道大学, 工学研究院, 教授 (00173790)
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研究分担者 |
松下 拓 北海道大学, 工学研究院, 准教授 (30283401)
白崎 伸隆 北海道大学, 工学研究院, 准教授 (60604692)
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研究期間 (年度) |
2016-05-31 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
131,040千円 (直接経費: 100,800千円、間接経費: 30,240千円)
2020年度: 21,970千円 (直接経費: 16,900千円、間接経費: 5,070千円)
2019年度: 24,180千円 (直接経費: 18,600千円、間接経費: 5,580千円)
2018年度: 20,930千円 (直接経費: 16,100千円、間接経費: 4,830千円)
2017年度: 35,620千円 (直接経費: 27,400千円、間接経費: 8,220千円)
2016年度: 28,340千円 (直接経費: 21,800千円、間接経費: 6,540千円)
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キーワード | 土木環境システム / 環境技術 / 環境材料 / 反応・分離工学 / 水資源 / 土木環境工学 / 土木・環境システム |
研究成果の概要 |
超微粉炭はバイオポリマーの吸着除去に優れ、膜ファウリングを抑制した超微粉炭プレコート膜ろ過法を提案した。微粉炭は塩素共存下で酸化の触媒として有効であり、溶存2価マンガンを表面に酸化析出し、膜で分離除去する新規処理方法を提案した。経年使用した粒状活性炭の微粉砕により再利用可能である。ヒ素や微粉炭、ウイルスの除去に優れた高塩基度ポリ塩化アルミニウム凝集剤に成功し、原水中の硫酸イオンにより適用性が異なること、さらに微粉炭やマイクロプラスチック粒子の凝集・沈殿・砂ろ過後の残留性と制御因子を明らかにした。VUV・オゾンマイクロバブルによる促進酸化分解と、さらに還元的な分解も生じていることを明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
微粉炭・超微粉炭吸着剤、超高塩基度凝集剤、VUV・オゾンマイクロバブル酸化還元処理、膜分離やマンガン酸化を検討し、それらのメカニズムを解明し、新しい水処理法を提案した。微粉炭・超高塩基度凝集剤・膜ろ過法は実用化されている中で、超微粉炭プレコート膜ろ過や微粉炭マンガン処理、超高塩基度凝集剤と硫酸イオンの関係などにより技術レベルをいっそう高めた。さらにVUVによる促進酸化分解は社会問題化している有機フッ素化合物汚染問題の解決策として期待される。
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評価記号 |
検証結果 (区分)
A
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評価記号 |
評価結果 (区分)
A: 当初目標に向けて順調に研究が進展しており、期待どおりの成果が見込まれる
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