研究課題/領域番号 |
16H06371
|
研究種目 |
基盤研究(S)
|
配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
神経生理学・神経科学一般
|
研究機関 | 国立研究開発法人情報通信研究機構 (2018-2020) 東北大学 (2016-2017) |
研究代表者 |
山元 大輔 国立研究開発法人情報通信研究機構, 未来ICT研究所, 上席研究員 (50318812)
|
研究分担者 |
木村 賢一 北海道教育大学, 教育学部, 教授 (80214873)
|
研究期間 (年度) |
2016-05-31 – 2021-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
|
配分額 *注記 |
183,170千円 (直接経費: 140,900千円、間接経費: 42,270千円)
2020年度: 35,100千円 (直接経費: 27,000千円、間接経費: 8,100千円)
2019年度: 38,090千円 (直接経費: 29,300千円、間接経費: 8,790千円)
2018年度: 33,020千円 (直接経費: 25,400千円、間接経費: 7,620千円)
2017年度: 32,110千円 (直接経費: 24,700千円、間接経費: 7,410千円)
2016年度: 44,850千円 (直接経費: 34,500千円、間接経費: 10,350千円)
|
キーワード | 発達可塑性 / ショウジョウバエ / 遺伝子 / Fruitless / 本能行動 / 求愛行動 / 神経回路 / K+電流 / 神経可塑性 / 経験の神経基盤 / 可塑性 / 神経科学 / 性分化 |
研究成果の概要 |
性的パートナーとして異性を選ぶか同性を選ぶかという性指向性の決定に、遺伝と環境がどのように寄与するかについては、多くの論争が展開されたが明確な答えは出されていない。本研究では、雄が同性に求愛し雌にはほとんど求愛しないとされるfruitless(fru)遺伝子の変異系統を用いて、この問題にアプローチした。注目すべきことにfru変異体雄を羽化後隔離すると、その後同性間求愛は抑制された。そこで、雄の求愛開始を担うfru陽性のP1と呼ばれる介在ニューロンにin vivo whole-cell patch clamp法を適用し、集団生活を経験した雄と隔離された雄とで電位固定下の膜電流を比較した。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
生体の高次機能、特に動物の行動的特徴を形作る際のいわゆる“氏か育ちか”の問題は、遺伝子と環境の相互作用の実相を問う生物学の根本課題であり、この疑問に答えを出す端緒となる知見を得ることができた点は学術的・社会的に意義は大きい。
|
評価記号 |
検証結果 (区分)
A-
|
評価記号 |
評価結果 (区分)
A: 当初目標に向けて順調に研究が進展しており、期待どおりの成果が見込まれる
|