研究課題/領域番号 |
16H06381
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研究種目 |
基盤研究(S)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
水圏生命科学
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
左子 芳彦 京都大学, 農学研究科, 研究員 (60153970)
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研究分担者 |
吉田 天士 京都大学, 農学研究科, 教授 (80305490)
神川 龍馬 京都大学, 農学研究科, 准教授 (40627634)
緒方 博之 京都大学, 化学研究所, 教授 (70291432)
安田 尚登 高知大学, 教育研究部自然科学系理工学部門, 教授 (90175646)
奥西 将之 鹿児島大学, 農水産獣医学域水産学系, 准教授 (70373090)
前田 広人 鹿児島大学, 農水産獣医学域水産学系, 教授 (80238873)
五斗 進 大学共同利用機関法人情報・システム研究機構(機構本部施設等), 大学共同利用機関等の部局等, 教授 (40263149)
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研究期間 (年度) |
2016-05-31 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
173,030千円 (直接経費: 133,100千円、間接経費: 39,930千円)
2020年度: 24,310千円 (直接経費: 18,700千円、間接経費: 5,610千円)
2019年度: 28,990千円 (直接経費: 22,300千円、間接経費: 6,690千円)
2018年度: 25,090千円 (直接経費: 19,300千円、間接経費: 5,790千円)
2017年度: 24,440千円 (直接経費: 18,800千円、間接経費: 5,640千円)
2016年度: 70,200千円 (直接経費: 54,000千円、間接経費: 16,200千円)
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キーワード | 一酸化炭素資化菌 / CO代謝 / ゲノム解析 / トランスクリプトーム解析 / 海洋コア / 好熱菌 / ミクロコズム / 一酸化炭素資化性菌 / 水素生成 / メタンハイドレード / 好熱微生物 |
研究成果の概要 |
本研究では、好熱性CO資化菌によるバイオ触媒開発に向けた培養条件の最適化や遺伝子組換え株の創出など応用技術基盤の構築に成功した。海洋コアなどの環境試料から11もの新規培養株を確立し、オミクス解析によって多様なCO代謝機構を明らかにした。さらに、これら新規株を含む全原核生物ゲノムのバイオインフォマティクス解析により水素生成を担う多様なCO資化菌が国内の熱水環境に広く分布することを示した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
世界有数の火山大国である我が国の火山帯水圏環境から単離した新規CO資化菌とそのオミクス解析データなどの生物情報資源はCO代謝酵素を用いたC1化学や次世代エネルギーである水素ガス生産における微生物触媒候補を総合的に理解し、将来的なバイオ新技術の開発に資する。さらに本成果は、始原生物が有していたとされる太古のCO代謝経路の多様性やCO資化菌の生存環境やその生態を明らかにし、水圏微生物学全体の発展に大きく貢献する。
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評価記号 |
検証結果 (区分)
A-
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評価記号 |
評価結果 (区分)
A: 当初目標に向けて順調に研究が進展しており、期待どおりの成果が見込まれる
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