研究課題/領域番号 |
16H06591
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研究種目 |
研究活動スタート支援
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
機能物性化学
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
石垣 侑祐 北海道大学, 理学研究院, 助教 (60776475)
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研究期間 (年度) |
2016-08-26 – 2018-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2017年度)
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配分額 *注記 |
2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 長い結合 / 高歪み炭化水素 / X線結晶構造解析 / DFT計算 / ラマン分光法 / 分子内コア-シェル構造 / Scissor効果 / 超結合 / 構造有機化学 / クロミズム系 / dyrex系 |
研究成果の概要 |
これまでに報告されている最も長い炭素-炭素(C-C)単結合は1.791(3)Åである。本研究では、そのような極度に伸長したC-C単結合の伸長性/切断性に基づく応答系の構築を目標とした。一方、応答系の構築には、より長い結合の持つ「伸長性」が有効に機能すると考えられ、1.8Åを超える結合長を有する化合物の創出を目指した。その結果、長く弱い結合(コア)を剛直なsp2炭素骨格(シェル)で保護するような「分子内コア-シェル構造」に基づく分子設計戦略によって、1.806(2)Åという世界最長のC-C結合長を有する化合物を見出した。この1.8Åを超える結合領域を『超結合』と呼ぶことを提唱した。
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