研究課題/領域番号 |
16H06624
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研究種目 |
研究活動スタート支援
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
人文地理学
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研究機関 | 国立研究開発法人国立環境研究所 (2017-2018) 東北大学 (2016) |
研究代表者 |
池田 菜穂 国立研究開発法人国立環境研究所, 福島支部, 特別研究員 (10450264)
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研究期間 (年度) |
2016-08-26 – 2018-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 三陸地方 / 唐桑半島 / 地域社会 / 家族 / 生業 / 生業複合 / 東日本大震災 / 住民生活の持続可能性 / 生業戦略 / 持続可能性 |
研究成果の概要 |
東日本大震災で被災した三陸地方における住民の生業活動について、震災以前の特徴と震災以後の状況に関する事例研究を、宮城県気仙沼市唐桑町の鮪立地区でおこなった。地域社会内部での家族単位での生業構成に着目した分析をおこない、漁業・養殖業または水産加工業に関連した生業をもつ世帯の割合が減少傾向にある一方で、それらの世帯の生業構成には、複数の生業を組み合わせて営む複合的な生業構成のパターンも数多くあり、震災以降においても多様性がみられることなどが明らかになった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
東日本大震災の発生による多面的な被害と、震災後に実施されてきた復興事業による生活環境の変化などが、三陸地方の住民の現在の生活に与えている影響を正しく分析するためには、三陸地方の地域住民が震災以前に営んできた生業活動の内容とその価値についての視点をもつことが役に立つと考えている。本研究でおこなった事例研究の成果は、そのような視点の形成に貢献できる潜在的な可能性をもっている。
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