研究課題/領域番号 |
16H06628
|
研究種目 |
研究活動スタート支援
|
配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
数理物理・物性基礎
|
研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
齊藤 国靖 東北大学, 数理科学連携研究センター, 准教授 (10775753)
|
研究期間 (年度) |
2016-08-26 – 2018-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2017年度)
|
配分額 *注記 |
2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
|
キーワード | 粘弾性 / 乱流 / 分子動力学法 / レオロジー / 物性基礎論 / 数理物理 / 物性理論 |
研究成果の概要 |
粉体の複雑な振舞いを微視的に理解するため,分子動力学法を用いて,せん断変形下で降伏する粉体の非ファイン速度の統計的性質を調べた.特に、非アフィン速度の集団的な振舞いや渦構造が観測される降伏状態において、強い空間相関が現れる事が解り,エネルギースペクトルが波数に対してべき減衰を示し,ストレスの強い非線形性の裏にはミクロな乱流構造が潜んでいることを見出した.高密状態における強い空間相関のため,従来の運動論は成立せず,分子動力学法によって高密度粉体のミクロな運動を直接調べることで,降伏応力の発生と微視的構造の関係解明によって、非アフィン速度の乱流的な振る舞いとレオロジー特性がどう関わるか解明した.
|