研究課題/領域番号 |
16H06694
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研究種目 |
研究活動スタート支援
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
日本文学
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
栗本 賀世子 東京大学, 大学院人文社会系研究科(文学部), 研究員 (80779661)
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研究期間 (年度) |
2016-08-26 – 2018-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2017年度)
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配分額 *注記 |
1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2016年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | 後宮 / 皇妃 / 殿舎 / 源氏物語 / 麗景殿 / 花散里 / 内裏 / 竹河巻 / 紅梅巻 / 皇妃制度 / 後宮殿舎 / 平安朝物語 |
研究成果の概要 |
本研究の成果は以下の三点である。 第一に、平安京内裏の建物である麗景殿が歴史上でどのように使用されていたかを調査し、『源氏物語』の麗景殿女御(花散里の姉)が平安時代の麗景殿に居住した皇妃たちをモデルとして造型されたことを明らかにした。第二に、皇妃の姉妹たちがどのような時に内裏に滞在するかを史料の調査によって明らかにし、そのことを手掛かりにして『源氏物語』の花散里の内裏滞在のあり方を考察した。第三に、平安時代には当代の帝の母でも妻でもない皇后は内裏に入ることができないという事実を見出し、源氏物語の朱雀帝の治世下で藤壺中宮が内裏外に居住した理由を明らかにした。
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