パテントプールの法技術を応用した環境技術の国際移転モデルの構築

• 研究課題/領域番号: 16H06701
• 研究種目: 研究活動スタート支援
• 配分区分: 補助金
• 研究分野: 新領域法学
• 研究機関: 東京大学
• 研究代表者: 長越 柚季 東京大学, 先端科学技術研究センター, 助教 (20781090)
• 研究期間 (年度): 2016-08-26 – 2018-03-31
• 研究課題ステータス: 完了 (2017年度)
• 配分額: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円); 2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円); 2016年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
• キーワード: 技術移転 / 知的財産法 / 環境技術 / ライセンス契約 / パテントプール / 途上国 / 発展途上国 / 開発

研究成果の概要

途上国の環境悪化及び周辺諸国への影響は我が国にとっても深刻な問題である。世界の多くの地域では、環境技術の導入や普及が進んでおらず、自力での環境改善が難しい状態にある。このような現状を踏まえ、国際機関、民間企業及び非営利組織は様々な法技術を利用して環境技術移転のプラットフォームを形成してきたが、本研究はその歴史的な発展及び既存のプラットフォームの成否、他の技術分野での取組から学ぶべき点を抽出した。その上で、今後の国際環境技術移転プラットフォームの形成と技術移転の促進に関する提言を、技術移転当事者の利用できる法技術及びライセンス契約の促進のための法規制のあり方という観点から行った。

研究成果

• [学会発表] A Brief Introduction to Trade Secrets (2016)
  • 著者名/発表者名: Yuzuki Nagakoshi
  • 学会等名: Third International Conference on Nuclear Knowledge Management - Challenges and Approaches
  • 発表場所: Vienna(Austria)
  • 年月日: 2016-11-09
  • 国際学会
• [学会発表] University Research Collaborations on Nuclear Technology:  Considerations for A Legal Framework  (2016)
  • 著者名/発表者名: Yuzuki Nagakoshi
  • 学会等名: Third International Conference on Nuclear Knowledge Management - Challenges and Approaches
  • 発表場所: Vienna(Austria)
  • 年月日: 2016-11-08
  • 国際学会
• [図書] Public-Private Partnerships, Global Intellectual Property Governance and Sustainable Development（内１章を担当） (2018)
  • 著者名/発表者名: Frederick Abbott, Sara Bannerman, Esteban Burrone,Thomas Bombelles, Margaret Chon, Jeremy de Beer, Ania Jedrusik, Anatole Krattiger, Melissa Levine, David Maurrasse, Yuzuki Nagakoshi, Chidi Oguamanam, Peter Yu
  • 出版者: Cambridge University Press
• [図書] Technology Transfer through Licensing for Developing Countries (2017)
  • 著者名/発表者名: 長越柚季
  • 総ページ数: 349
  • 出版者: 博士論文（東京大学工学系研究科先端学際工学専攻提出、審査合格）