研究課題/領域番号 |
16H06707
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研究種目 |
研究活動スタート支援
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
臨床心理学
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
西口 雄基 東京大学, 大学院総合文化研究科, 学術研究員 (50781910)
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研究期間 (年度) |
2016-08-26 – 2018-03-31
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研究課題ステータス |
採択後辞退 (2017年度)
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配分額 *注記 |
2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 抑うつ / 自己概念 / 認知バイアス / 感情 / 自己 / 認知バイアス修正法 |
研究実績の概要 |
抑うつ的な個人には、ネガティブな情報の偏った処理である抑うつ的認知バイアスが見られる。これまでに、記憶や注意における認知バイアスが観察されてきており、それを修正するためのトレーニングが開発されてきたが、認知バイアスの根源的原因であると考えられているネガティブな自己概念への介入は未だに行われていない。そこで、本研究では、ネガティブな自己概念を計測し、修正する連合バイアス修正法の開発を目指した。 本年度の研究では、まず、ネガティブな認知バイアスを計測するための方法の策定を行った。ネガティブな自己概念の計測については、Meites et al. (2008)の抑うつIATの日本語版を作成し、自己概念とネガティブな概念の結びつきの強さを計測することでネガティブな自己概念の指標とした。また、ネガティブな自己概念と認知バイアスの関係について計測するためには、抑うつ的注意バイアスや記憶バイアスの計測も行う必要がある。注意バイアスの計測には一般的にDot-probe課題が用いられているが、先行研究では問題点もしばしば指摘されている。そこで、本研究では注意の範囲における注意バイアスをDigit-parity課題によって計測することとした。Digit-parity課題によってネガティブ刺激及びポジティブ刺激に対する注意バイアスを計測したところ、ポジティブ刺激を回避するバイアスが見られ、ネガティブ刺激への注意が少ないという予想に反する結果が得られた。 今後の研究では、引き続きバイアス計測法の洗練とともに、連合バイアス修正法を実際に抑うつの高い個人に対して実施した際の効果を検証する必要があると考えられる。
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現在までの達成度 (段落) |
翌年度、交付申請を辞退するため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
翌年度、交付申請を辞退するため、記入しない。
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