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マウスとゼブラフィッシュを用いた水晶体オルガネラ分解機構の解明

研究課題

研究課題/領域番号 16H06730
研究種目

研究活動スタート支援

配分区分補助金
研究分野 細胞生物学
研究機関東京大学

研究代表者

森下 英晃  東京大学, 大学院医学系研究科(医学部), 助教 (90783499)

研究期間 (年度) 2016-08-26 – 2018-03-31
研究課題ステータス 完了 (2016年度)
配分額 *注記
2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2016年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
キーワード水晶体 / オルガネラ分解 / リソソーム / オートファジー / ゼブラフィッシュ
研究実績の概要

これまでにマウス水晶体においてオートファジーは加齢性白内障の発症抑制に必須であることを明らかにしてきた。しかし、生体内の水晶体におけるオートファジー活性の程度についてはほとんど不明であった。そこで本研究ではまずin vivoでのオートファジー活性測定が可能なGFP-LC3-RFP-LC3ΔGプローブを開発した。本プローブは細胞内で合成されると内在性ATG4によってただちに切断され、GFP-LC3とRFP-LC3ΔGを等モル量産生する。GFP-LC3はオートファジーの基質として分解される一方、オートファゴソームに取り込まれないRFP-LC3ΔGは内部標準として使用できるため、GFP/RFP比をオートファジー活性の指標とすることができる。本プローブを発現するゼブラフィッシュを作製し生きた状態でGFPとRFPのシグナルを解析した結果、ゼブラフィッシュ胚の水晶体では網膜などの他の組織よりも高いオートファジー活性を示すことを明らかにした。
さらに水晶体細胞の最終分化過程で起こる全オルガネラ分解のメカニズムを解明するため、複数のオートファジー必須因子を欠損させたマウスおよびゼブラフィッシュを作製した結果、これらの全オルガネラ分解はオートファジー必須因子に必須でないことを明らかにした。このオートファゴソームを介するオートファジーに依存しない新規オルガネラ分解機構の候補として、リソソーム系の関与が示唆されたため、いくつかの候補因子のノックアウトゼブラフィッシュおよびマウスを作製し、解析を進めている。

現在までの達成度 (段落)

翌年度、交付申請を辞退するため、記入しない。

今後の研究の推進方策

翌年度、交付申請を辞退するため、記入しない。

報告書

(1件)
  • 2016 実績報告書
  • 研究成果

    (8件)

すべて 2017 2016 その他

すべて 雑誌論文 (4件) (うち査読あり 4件) 学会発表 (3件) (うち招待講演 1件) 備考 (1件)

  • [雑誌論文] A new probe to measure autophagic flux in vitro and in vivo.2017

    • 著者名/発表者名
      Morishita H, Kaizuka T, Hama Y, Mizushima N.
    • 雑誌名

      Autophagy

      巻: 13 号: 4 ページ: 757-758

    • DOI

      10.1080/15548627.2016.1278094

    • 関連する報告書
      2016 実績報告書
    • 査読あり
  • [雑誌論文] オートファジー関連神経変性の分子基盤とモデル動物2017

    • 著者名/発表者名
      森下英晃、水島昇
    • 雑誌名

      最新医学

      巻: 72 ページ: 184-192

    • 関連する報告書
      2016 実績報告書
    • 査読あり
  • [雑誌論文] An Autophagic Flux Probe that Releases an Internal Control2016

    • 著者名/発表者名
      Kaizuka T, Morishita H, Hama Y, Tsukamoto S, Matsui T, Toyota Y, Kodama A, Ishihara T, Mizushima T, Mizushima N*
    • 雑誌名

      Molecular Cell

      巻: 17 号: 4 ページ: 835-849

    • DOI

      10.1016/j.molcel.2016.09.037

    • 関連する報告書
      2016 実績報告書
    • 査読あり
  • [雑誌論文] オートファジーと老化2016

    • 著者名/発表者名
      森下英晃、水島昇
    • 雑誌名

      日本臨牀

      巻: 74 ページ: 1461-1466

    • 関連する報告書
      2016 実績報告書
    • 査読あり
  • [学会発表] ゼブラフィッシュを用いたオートファジー関連遺伝子群のin vivo機能解析2017

    • 著者名/発表者名
      森下英晃
    • 学会等名
      日本学術振興会日中韓フォーサイト事業A3日本オートファジー合同セミナー
    • 発表場所
      ザ・セレクトン福島
    • 年月日
      2017-03-10
    • 関連する報告書
      2016 実績報告書
  • [学会発表] 水晶体オルガネラ分解のライブイメージングと分子機構の解明2017

    • 著者名/発表者名
      森下英晃
    • 学会等名
      第11回炎症・脂質代謝・メタボリサーチフォーラム
    • 発表場所
      東京大学山上会館
    • 年月日
      2017-03-04
    • 関連する報告書
      2016 実績報告書
  • [学会発表] 水晶体における新規オルガネラ分解システムのライブイメージングと分子機構の解明2016

    • 著者名/発表者名
      森下英晃
    • 学会等名
      第39回日本分子生物学会年会
    • 発表場所
      パシフィコ横浜
    • 年月日
      2016-11-30
    • 関連する報告書
      2016 実績報告書
    • 招待講演
  • [備考] オートファジーの活性を簡便かつ定量的に測定できる新規プローブの開発

    • URL

      http://www.m.u-tokyo.ac.jp/news/admin/release_20161107.pdf

    • 関連する報告書
      2016 実績報告書

URL: 

公開日: 2016-09-02   更新日: 2018-01-16  

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