研究課題/領域番号 |
16H06734
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研究種目 |
研究活動スタート支援
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
進化生物学
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
浜地 貴志 京都大学, 理学研究科, 特定研究員 (10784556)
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研究期間 (年度) |
2016-08-26 – 2018-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 異型配偶 / 卵生殖 / 同型配偶 / クラミドモナス / ボルボックス / 進化 / 転写因子 / トランスクリプトーム / 遺伝学 / 緑藻 / 有性生殖 / 雌雄性 / 植物 |
研究成果の概要 |
同型配偶ヤマギシエラと異型配偶ユードリナのそれぞれ両性の全ゲノム配列アセンブリの解析によって、研究代表者はこれらの生物の性決定領域を同定した(Hamaji et al 2018 Commun Biol)。特に異型配偶を獲得した直後に分岐したユードリナの性決定領域のサイズがオスでは7 kb、メスでは90 kbと極めてコンパクトで、それぞれの性で3つの遺伝子がコードされているに過ぎなかった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
この成果によって、二億年という短い期間で多様化した近縁なボルボックス系列緑藻系統の間で、祖先的な同型配偶から派生的な異型配偶そして卵生殖の生物それぞれの性決定領域の構造が明らかにされたのである。近縁な系統の間での同型配偶・異型配偶・卵生殖の性決定領域の構造の比較は、真核生物の広大な系統の中でも初めてのものであり、ボルボックス系列緑藻で初めて可能となったものであると言える。
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