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骨形成因子(BMP)シグナルによる細胞分化・運命決定と可塑性の制御

研究課題

研究課題/領域番号 16H06745
研究種目

研究活動スタート支援

配分区分補助金
研究分野 医化学一般
研究機関東京大学

研究代表者

森川 真大  東京大学, 大学院医学系研究科(医学部), 助教 (80775833)

研究期間 (年度) 2016-08-26 – 2018-03-31
研究課題ステータス 交付 (2016年度)
配分額 *注記
2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2016年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
キーワード骨形成因子 / エピゲノム / 脱メチル化酵素 / シグナル伝達 / 発生・分化 / 再生医学 / 次世代シークエンサー / 上皮間葉転換
研究実績の概要

本研究では、BMPが関係する細胞分化・運命決定において鍵となるエピジェネティック因子の同定を目指した。平成28年度は、Smad1/5のChIP-seqデータから予想されるエピジェネティック因子に関して、Smad蛋白と相互作用するか否かを指標にスクリーニングを進め、脱メチル化酵素Aを同定した。この酵素Aの既知の機能からマウスES細胞のデータをレビューしたところ、ヒストン修飾等で整合性のある結果が認められた。

1)SmadノックアウトES細胞におけるヒストンの修飾などのエピジェネティックマーカーの評価:上記脱メチル化酵素Aに関して、既に報告されているヒストン修飾マーカーのChIP-seqデータを取得して解析を進めた。

2)転写因子Smadとゲノム上で相互作用するエピジェネティック因子の同定と、マウスES細胞からの分化系での検討:Smadと相互作用するエピジェネティック因子に関して、予想されるコンプレックスに含まれる因子について解析を行った。既存のコンストラクトの他、予想されるものを新たにクローニングして解析を行った。その結果、脱メチル化酵素AがSmad蛋白と結合することを見出した。この蛋白に関しては既にノックアウトES細胞も報告されており、Smad1/5ノックアウトES細胞とは逆の表現型を呈すことが予想された。このことからSmadと蛋白Aは、拮抗的に作用することが考えられた。これに合致するように、Smad-蛋白Aの相互作用の結果、蛋白A-ヒストンの結合が減弱する傾向にあることを、精製蛋白を用いたin vitroの系とHEK293T細胞の核抽出物を用いた系の2つで確認した。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

エピジェネティック因子の同定を目標としている。今年度までで、Smadと相互作用する候補因子を同定したため、おおむね予定通り順調に進捗していると考える。

今後の研究の推進方策

若手研究(B)に採択されたため、研究課題の重複により、本課題は今年度が最終年度となるので記入しない。

報告書

(1件)
  • 2016 実績報告書

URL: 

公開日: 2016-09-02   更新日: 2018-01-16  

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