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レーザー積層造形法における異方性の制御方法の構築

研究課題

研究課題/領域番号 16H06776
研究種目

研究活動スタート支援

配分区分補助金
研究分野 補綴・理工系歯学
研究機関東京医科歯科大学

研究代表者

加嶋 祐佳  東京医科歯科大学, 歯学部附属病院, 医員 (70778977)

研究期間 (年度) 2016-08-26 – 2018-03-31
研究課題ステータス 完了 (2016年度)
配分額 *注記
2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2016年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
キーワード積層造形法 / 異方性 / 疲労 / レーザー積層造形法 / 疲労強度 / クラスプ
研究実績の概要

SLM法を用いてクラスプ形状の試料の製作を行い,サポートの有無による疲労強度への影響を評価した.サポート構造はブロック形状を用い,サポートの有無による形状の差がでないよう慎重にサポート構造の除去作業を行った.試験片はサポートを付与したものと付与していないものの2条件とした.各条件から試料をランダムに選択し,クラスプアーム部を切断研磨後,結晶方位解析装置付走査型電子顕微鏡(SEM-EBSD)を用い微小領域の結晶粒径や結晶粒内の歪分析(Kernel Average Misorientation; KAM)を行った.残りの試料は,表面粗さを測定した後に疲労試験に供した.結果,サポート構造の有無による形状や表面性状への影響は認められず,サポートを付与した試料ではサポートを付与していない試料と比較して2倍程度の疲労強度の向上が認められた.三次元有限要素法による解析から,サポート構造があることで積層造形時に発生した熱をより迅速に伝えることが可能となり,サポート構造のない試料よりも冷却速度が速くなることが分かった.また,試料切断面のSEM-EBSD法による解析からは,サポートのある試料ではサポートのない試料より結晶粒径が小さくなることが分かった.この結果から,サポートのある試料では冷却速度の増加が結晶粒の微細化に寄与し,より高い疲労強度を示したと考えられる.さらに,結晶粒内の歪分析ではサポートのある試料でより低いKAM値を示したことから,サポートがあることで熱応力に対して耐え得る機械的強度が得られ,造形中の材料の変形を防ぐことができたと予想される.

現在までの達成度 (段落)

翌年度、交付申請を辞退するため、記入しない。

今後の研究の推進方策

翌年度、交付申請を辞退するため、記入しない。

報告書

(1件)
  • 2016 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて 2017 2016

すべて 学会発表 (3件) (うち国際学会 2件)

  • [学会発表] 積層造形体の疲労強度に与えるサポート構造の影響2017

    • 著者名/発表者名
      加嶋祐佳,高市敦士,高橋英和,若林則幸
    • 学会等名
      日本補綴歯科学会第126回学術大会
    • 発表場所
      パシフィコ横浜,横浜,神奈川
    • 年月日
      2017-06-30
    • 関連する報告書
      2016 実績報告書
  • [学会発表] Effects of support structure on the fatigue strength of selective laser melted Co-Cr-Mo clasps2016

    • 著者名/発表者名
      Takaichi A, Kajima Y, Kittikundecha N, Nakamoto T, Nomura N, Takahashi H, Hanawa T, and Wakabayashi N
    • 学会等名
      International Dental Materials Congress 2016
    • 発表場所
      Bali, ,Indonesia
    • 年月日
      2016-11-04
    • 関連する報告書
      2016 実績報告書
    • 国際学会
  • [学会発表] Effects of heat treatment on the microstructure and mechanical property of selective laser melted CoCrMo alloys.2016

    • 著者名/発表者名
      Kajima Y, Takaichi A, Kittikundecha N, Nakamoto T, Doi H, Takahashi H, Nomura N, Hanawa T, Wakabayashi N.
    • 学会等名
      International Dental Materials Congress 2016
    • 発表場所
      Bali, ,Indonesia
    • 年月日
      2016-11-04
    • 関連する報告書
      2016 実績報告書
    • 国際学会

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公開日: 2016-09-02   更新日: 2018-01-16  

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