研究課題/領域番号 |
16H06800
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研究種目 |
研究活動スタート支援
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
国際関係論
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研究機関 | 一橋大学 |
研究代表者 |
松村 尚子 一橋大学, 大学院法学研究科, 専任講師 (20778500)
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研究期間 (年度) |
2016-08-26 – 2018-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2017年度)
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配分額 *注記 |
2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | サーベイ実験 / 世界貿易機関 / WTO / 国際機構 / 貿易紛争 / 司法的紛争処理 / 世論 / 遵守 / 国際関係 / 国際裁判 / 国際裁判・仲裁 / 国内政治 / 国際政治 / 判決履行 / 国際政治学 / 国際機関 |
研究成果の概要 |
本研究では、国際裁判の判決が敗訴国の世論に及ぼす効果を検証した。世論の支持は、敗訴国の判決履行を左右する重要な要因として指摘されながらも、データ収集の技術的な難しさから体系的に分析されてこなかった。本研究は、サーベイ実験の手法を用いることでこの問題を克服した。実験の結果、国際裁判の効果が示された。裁判によって、自国の国際協定違反が確定した場合、政府による違反の是正を支持する国民が増えることが確認された。しかし、判決の効果は、裁判相手国の協定履行の状況、人々の選好、裁判の対象となる分野(人々に直接的に影響する政策か否か)によって弱まることも確認された。さらに、日本人と米国人の差も認められた。
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