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非線形超音波伝搬特性を用いた積層構造の非破壊評価への新たな試み

研究課題

研究課題/領域番号 16H06871
研究種目

研究活動スタート支援

配分区分補助金
研究分野 機械材料・材料力学
研究機関豊橋技術科学大学

研究代表者

石井 陽介  豊橋技術科学大学, 工学(系)研究科(研究院), 助教 (70781706)

研究期間 (年度) 2016-08-26 – 2018-03-31
研究課題ステータス 完了 (2016年度)
配分額 *注記
2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2016年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
キーワード非線形超音波法 / 積層構造 / 摂動解析
研究実績の概要

非線形超音波法を用いた積層構造の層間欠陥(接着不良や閉じたはく離)の高感度検出法の確立を目的として,本年度の研究では積層構造の層間における二次高調波(入射波周波数の2倍周波数を有する波)発生挙動の理論解析および予備実験を実施した.
理論解析では,任意の積層数を有する積層構造を仮定し,各層間界面を非線形スプリング界面でモデル化した.そして,伝達マトリクス法(周期構造中の線形な超音波伝搬を取り扱う理論解析手法)と摂動解析(弱非線形近似)を組み合わせることで,縦波を積層構造に垂直入射したときの反射波・透過波に含まれる二次高調波振幅を理論的に求めた.その結果,二次高調波の振幅は入射周波数,積層数,非線形界面の位置に強く依存することが明らかとなった.また,すべての層間界面が同一の非線形性を有する場合に,二次高調波振幅が界面数とともに単調増加するような周波数帯が生じることも明らかとなった.本解析で得られた結果をまとめ,海外論文誌Wave Motionへ投稿を行った(2017年4月29日現在査読中).
次に,PC,オシロスコープ(信号発生器内臓),信号増幅器,圧電素子を用いて高調波測定系の構築を行った.信号発生器で生成する電圧波形や測定した信号の保存等はすべてMATLABで制御できるように設定した.二次高調波の測定を行うには,大振幅の超音波を発生させる必要がある.そこで予備実験として,アルミニウムブロックに対して超音波透過波の測定を行い,本測定系で発生可能な超音波の最大振幅について検討した.その結果,最大200 Vpp程度の電圧を波形にひずみが生じることなく圧電素子に印可できることがわかった.

現在までの達成度 (段落)

翌年度、交付申請を辞退するため、記入しない。

今後の研究の推進方策

翌年度、交付申請を辞退するため、記入しない。

報告書

(1件)
  • 2016 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2017 2016

すべて 学会発表 (2件)

  • [学会発表] 超音波による積層構造の層間界面特性評価に向けた基礎的研究2017

    • 著者名/発表者名
      石井 陽介
    • 学会等名
      日本溶射学会中部支部 第13期・第8回溶射技術研究会
    • 発表場所
      豊橋商工会議所(愛知県豊橋市)
    • 関連する報告書
      2016 実績報告書
  • [学会発表] CFRP積層板の超音波バンドギャップ発生挙動に及ぼす積層構成の影響2016

    • 著者名/発表者名
      石井陽介,琵琶志朗,足立 忠晴
    • 学会等名
      M&M2016材料力学カンファレンス
    • 発表場所
      神戸大学(兵庫県神戸市)
    • 年月日
      2016-10-08
    • 関連する報告書
      2016 実績報告書

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公開日: 2016-09-02   更新日: 2018-01-16  

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