研究課題/領域番号 |
16H06950
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研究種目 |
研究活動スタート支援
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
循環器内科学
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
坂本 陽子 大阪大学, 医学系研究科, 特任研究員 (30444053)
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研究期間 (年度) |
2016-08-26 – 2018-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2016年度)
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配分額 *注記 |
2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2016年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 心不全 / カヘキシー / 安静時消費エネルギー / 左心補助人工心臓 / 植え込み型補助人工心臓 / 低栄養 / 代謝 |
研究実績の概要 |
入院中の重症心不全患者において間接熱量計による安静時消費エネルギーを計60名に行った。心不全患者において安静時消費エネルギーは一般的に増加するといわれているものの、個人差が多く認められた。測定された安静時消費エネルギー量が、いわゆるHarris-Benedictの式から推定される安静時消費エネルギー量と変わらない、もしくは少ない患者がいる反面、1.5倍に亢進しているものが認められた。この亢進がどういう要因によるものなのか、現在解析中である。これらの要因がわかれば、カヘキシーが進みやすい心不全患者を識別できることになり、予防のための介入が容易になる。 また、上記患者のうち12名はVAD(植込み型補助人工心臓)植え込み前後に測定をしている。今後も測定数を増やし比較検討する予定である。またVAD植え込み前と比べると植え込み後では運動量が格段に増加する。リハビリを進めるうえで適切なカロリー・タンパク投与設定は重要であり、実際に摂取してもらうカロリー、タンパク量は現段階では安静時消費エネルギーから推測しているものにすぎない。運動量増加に伴ってどれくらい増やせば十分であるかどうか、心不全患者では利尿剤による血液濃縮があるために血清アルブミンなどの血清タンパク値は比較的高値であり、実際に不足がないかどうかの客観的評価が難しい。この課題についてもエコーによる筋肉量の測定や他の生化学的指標を見ながら今後検討を加えていく予定である。
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現在までの達成度 (段落) |
翌年度、交付申請を辞退するため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
翌年度、交付申請を辞退するため、記入しない。
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