研究課題
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メニエール病はめまいを主訴とする疾患で最も頻度の高いものの一つであり、その患者数は極めて多い。メニエール病の病期分類は客観性に乏しく、臨床や研究にほとんど活用されていないのが現状である。メニエール病の病態は内耳の内リンパ水腫であり、内リンパ水腫は蝸牛、球形嚢、卵形嚢、三半規管へと順に進行し、最終的には内耳全体へ波及し内耳機能が廃絶する。よって、内耳のどこまでに機能障害が起こっているのかを評価すれば、内リンパ水腫の存在範囲が決定できる。申請者らはこれまで、ヒトにて卵形嚢機能、三半規管機能の評価法を開発してきた。本研究課題ではメニエール病モデルマウスの蝸牛、球形嚢、卵形嚢、三半規管の機能を評価し、これらの機能と内リンパ水腫の存在範囲との相関を検討することにより、これらの機能の評価から内リンパ水腫の存在範囲が決定できる検査法を開発することを目的とする。バソプレシンは下垂体後葉から分泌される抗利尿ホルモンであり、その受容体が内耳にも存在するので、バソプレシンを全身投与すると、内耳に内リンパ水腫が形成される(Equmi et al., Lab Invest, 2013)。この方法により、メニエール病モデルマウスの作成に成功した。また、正常マウスの蝸牛機能を我々が所有している Tucker-Davis Technologies社製のマウス用聴性脳幹反応検査機にて評価した。2016年は正常マウスの半規管動眼反射のデータをToxicology letters誌(2016)に発表した。
翌年度、交付申請を辞退するため、記入しない。
すべて 2017 2016
すべて 雑誌論文 (5件) (うち査読あり 4件、 謝辞記載あり 2件)
European Archieves Otorhinolaryngology
巻: 274 号: 3 ページ: 1413-1421
10.1007/s00405-016-4418-2
Equilibrium Research
巻: 印刷中
Acta Oto-Laryngologica
巻: 137 号: 3 ページ: 1121-1124
10.1080/00016489.2016.1227478
Auris Nasus Larynx
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10.1016/j.anl.2016.11.010
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巻: 262 ページ: 49-54
10.1016/j.toxlet.2016.09.009