研究課題/領域番号 |
16H06973
|
研究種目 |
研究活動スタート支援
|
配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
生涯発達看護学
|
研究機関 | 神戸大学 |
研究代表者 |
戸田 まどか 神戸大学, 保健学研究科, 助教 (90388695)
|
研究期間 (年度) |
2016-08-26 – 2018-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
|
配分額 *注記 |
2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2016年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
|
キーワード | 産後早期 / 産後うつ / 睡眠覚醒リズム / 早産児 / 正期産児 / 母親 / 睡眠 / QOL |
研究成果の概要 |
目的:早産・正期産児をもつ母親に対する産後早期の産後うつ傾向と睡眠に関する縦断的調査を行い、特徴を検討した。方法:①早産児②正期産児をもつ母親を対象とし、産後2週、1か月(①の母親は児退院後1か月も含む)に調査を行った。結果・考察:早産児を出産した母親の場合、睡眠時間や質と産後うつ傾向との明らかな関連はなかったが、児の状態による産後うつ傾向が伺えた。一方、正期産児を出産した母親は、産後2週では児の状態に合わせた睡眠・活動パターンを獲得できないことによる睡眠時間の個人差が考えられ、特にEPDSが高かった母親は睡眠の質や効率も悪く、睡眠状態と産後うつ傾向の関連性が示唆された。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
早産児および正期産児をもつ母親の産後うつと睡眠に焦点を当てて研究を行い、それぞれの児をもつ母親特有の背景と個人的な特性が産後うつに関連することや、産後早期から生じる睡眠パターンの変化への適応状況も産後うつ傾向に関連していることが示唆された。これらのことから、産後早期特有の母児の状況を踏まえた予防的支援を行うことで、産後うつへのリスクを更に低下させることができる可能性のあることが分かったことは、本研究の成果である。
|