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肝線維化及び発癌に関わるマクロファージと線維芽細胞間の分子シグナルの解明

研究課題

研究課題/領域番号 16H07048
研究種目

研究活動スタート支援

配分区分補助金
研究分野 病態医化学
研究機関九州大学

研究代表者

本村 貴志  九州大学, 大学病院, 助教 (50719507)

研究期間 (年度) 2016-08-26 – 2018-03-31
研究課題ステータス 完了 (2016年度)
配分額 *注記
2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2016年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
キーワードマクロファージ / 線維芽細胞 / 微小環境 / WFA(+)-M2BP / Mac-2 / 線維化
研究実績の概要

組織免疫染色を行い、肝臓ではM2マクロファージのマーカーであるCSF1Rの発現が、脾臓ではM1マクロファージのマーカーであるiNOSの発現が高かった。肝臓及び脾臓からのマクロファージ、線維芽細胞の単離を行い、定量PCRを行ったところ脾臓由来の線維芽細胞でMMP12が、肝臓由来の線維芽細胞でcol1aやlamb1といった細胞外マトリックスの発現が亢進していた。Western Blottingでも、肝臓由来の線維芽細胞でosteopontinの発現が亢進していた。
次に線維芽細胞株であるHDFと、肝臓・脾臓それぞれから単離したマクロファージを共培養したところ、肝臓由来マクロファージと培養したHDFでfndc1やspp1、α-SMAの発現が有意に高かった。そこで線維化のマーカーとして近年注目されているWFA(+)-M2BPの発現を蛍光組織免疫染色で見たところ、発現しているのは肝線維芽細胞であった。
肝臓由来のマクロファージにreconbinant WFA(+)-M2BPを投与した場合と、肝臓線維芽細胞と共培養した場合にマクロファージにおけるMac-2の発現が有意に亢進したが、WFA(+)-M2BPをノックダウンした線維芽細胞と共培養しても発現しなかった。
肝線維化を促進する微小環境は肝由来のマクロファージと線維芽細胞が、WFA(+)-M2BPとMac-2の発現を介して促進している。今後は脾臓由来の細胞を解析し、肝臓における微小環境制御が可能か解析していく。またそれにより肝発癌を抑制し得るかも研究を進めていく。

現在までの達成度 (段落)

翌年度、交付申請を辞退するため、記入しない。

今後の研究の推進方策

翌年度、交付申請を辞退するため、記入しない。

報告書

(1件)
  • 2016 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2017

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 肝発癌を促進する微小環境の制御による革新的癌治療法の開発・研究2017

    • 著者名/発表者名
      本村 貴志
    • 学会等名
      大117回日本外科学会定期学術集会
    • 発表場所
      パシフィコ横浜
    • 年月日
      2017-04-27
    • 関連する報告書
      2016 実績報告書

URL: 

公開日: 2016-09-02   更新日: 2018-01-16  

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