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脂質メディエーターによる新たな骨形成促進機序の解明と歯周組織再生療法への応用

研究課題

研究課題/領域番号 16H07066
研究種目

研究活動スタート支援

配分区分補助金
研究分野 歯周治療系歯学
研究機関九州大学

研究代表者

東 克匡  九州大学, 大学病院, 後期研修医 (90778846)

研究期間 (年度) 2016-08-26 – 2018-03-31
研究課題ステータス 採択後辞退 (2017年度)
配分額 *注記
2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
キーワードS1PR2シグナル / RhoA/ROCKシグナル / Smad1/5/8 / Runx2 / 歯周組織再生
研究実績の概要

これまでに申請者らは、スフィンゴシン-1-リン酸(S1P)が、骨芽細胞においてS1P/S1PR1経路の活性化によりALP活性を増加させ、骨芽細胞分化を促進することを報告したが、その過程でS1P添加による ALP発現増加には、S1PR1の働きに加えてS1PR2も関与することを見出した。また、骨芽細胞にはS1PR1及びS1PR2が発現しており、S1P添加によりこれらの受容体発現が増加することから、本研究ではS1PR2を介した骨芽細胞分化制御機構について解析した。とりわけ、ALP発現を制御するSmad1/5/8及びRunx2、そしてSmad1/5/8を制御するRhoA/ROCK経路に着目した。
骨芽細胞様細胞株MC3T3-E1細胞において、(1)RhoA G-LISA法を用いてS1P/S1PR2経路によるRhoA活性化、(2)western blot法にてS1P/S1PR2/RhoA/ROCK経路によるSmad1/5/8リン酸化亢進、(3) western blot法及びreal-time RT-PCR法にて同経路によるRunx2発現増加が生じることを明らかにした。また、(4)これらの作用はGi非依存性であり、Gi依存性のS1PR1を介した作用とは異なることも示した。一方、マウス初代培養骨芽細胞でも上記(2)及び(3)を確認した。さらに、マウス脛骨を用いて、in vivoにおけるS1Pによる骨芽細胞分化促進作用とS1PR2/RhoA/ROCK経路の関与についてμCTを用いて検討したところ、(5)S1PR2アゴニストによる海綿骨の骨量、骨梁幅、骨梁数の増加に、S1PR2/ROCK経路の一部が関与することを見出した。
本研究で明らかとなったS1P/S1PR2/RhoA/ROCKシグナル伝達経路による骨芽細胞分化促進作用は、骨再生における新しい治療法の開発に繋がる可能性がある。

現在までの達成度 (段落)

翌年度、交付申請を辞退するため、記入しない。

今後の研究の推進方策

翌年度、交付申請を辞退するため、記入しない。

報告書

(1件)
  • 2016 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて 2016 その他

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件、 オープンアクセス 1件、 謝辞記載あり 1件) 学会発表 (1件) 備考 (1件)

  • [雑誌論文] Sphingosine-1-phosphate/S1PR2-mediated signaling triggers Smad1/5/8 phosphorylation and thereby induces Runx2 expression in osteoblasts2016

    • 著者名/発表者名
      Higashi, K., Matsuzaki, E., Hashimoto, Y., Takahashi-Yanaga, F., Takano, A., Anan, H., Hirata, M. and Nishimura, F.
    • 雑誌名

      Bone

      巻: 93 ページ: 1-11

    • DOI

      10.1016/j.bone.2016.09.003

    • 関連する報告書
      2016 実績報告書
    • 査読あり / オープンアクセス / 謝辞記載あり
  • [学会発表] スフィンゴシン-1-リン酸による骨芽細胞分化促進メカニズム2016

    • 著者名/発表者名
      松﨑 英津子, 橋本 陽子, 東 克匡, 高野 愛子, 西村 英紀, 阿南 壽
    • 学会等名
      第23回日本歯科医学会総会
    • 発表場所
      福岡国際会議場
    • 年月日
      2016-10-21
    • 関連する報告書
      2016 実績報告書
  • [備考] 日本骨代謝学会 1st Author 松﨑英津子

    • URL

      http://www.jsbmr.jp/1st_author/218_ematsuzaki.html

    • 関連する報告書
      2016 実績報告書

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公開日: 2016-09-02   更新日: 2018-01-16  

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