研究課題
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動脈管が解剖学的に閉鎖するには、血管収縮による機能的閉鎖だけでなく、胎児期から始まる血管リモデリング(内膜肥厚形成)が必要である。内膜肥厚形成の初期段階として内弾性板の断裂が知られているが、その機序はこれまで不明であった。本研究により、動脈管の内皮細胞で高発現する組織型プラスミノーゲン活性化因子が、マトリックスメタロプロテアーゼの活性化を介して、内弾性板を断裂させ、内膜肥厚形成を促進することが示唆された。早産児では血中プラスミノーゲン濃度が生理的に低いため、プラスミノーゲンを補充することで、動脈管の内膜肥厚形成を促進し、動脈管閉鎖を促すことが出来る可能性があることが示唆された。
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すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件、 オープンアクセス 2件) 学会発表 (5件) (うち国際学会 1件)
PLoS One
巻: 13(1) 号: 1 ページ: e0190871-e0190871
10.1371/journal.pone.0190871
The Journal of Physiological Sciences
巻: 67 号: 6 ページ: 723-729
10.1007/s12576-017-0565-5
40021363517