研究課題/領域番号 |
16H07110
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研究種目 |
研究活動スタート支援
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
地域看護学
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研究機関 | 横浜市立大学 |
研究代表者 |
一柳 理絵 横浜市立大学, 医学部, 助教 (60781896)
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研究期間 (年度) |
2016-08-26 – 2018-03-31
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研究課題ステータス |
中途終了 (2017年度)
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配分額 *注記 |
1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2016年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 薬物使用障害 / アルコール使用障害 / 月経前症候群 / ライフスタイル / 月経随伴症状日本語版 / 首尾一貫感覚評価尺度 / 女性薬物依存症者 / 看護学 / 医療・福祉 |
研究実績の概要 |
本研究の目的は、女性薬物依存症者におけるPMS(PMS: Premenstrual syndrome)の実態を調査し、女性薬物依存症者のライフスタイルがどのようにPMS症状に影響するかを明らかにすることである。 2017年6月から8月の期間で、20歳以上かつ6ヶ月以上依存薬物を使用していない女性薬物依存症者425名を対象に匿名自記式による郵送質問紙調査を実施した。有効回答であった168名(回収率50.6%、有効回答率78.1%)を分析対象とした。調査内容は、月経随伴症状日本語版(MDQ)、首尾一貫感覚(SOC)評価尺度、ライフスタイル、PMSの対処方法、PMSの認知度とした。なお、MDQ47項目に薬物依存症による症状として4項目を追加した。分析方法として、記述統計を求め、各変数別のMDQ得点を評価するために対応のないt検定、一元配置分散分析を行った。これらの分析では、有意水準を5%未満とし、統計処理にはSPSS Statistics 24.0を用いた。 対象者の年齢は40歳代が44.6%であり、主要疾患はアルコール依存症が64.9%、薬物依存症が25.6%であった。月経前のMDQ平均得点は58.5点(SD45.1)であり、SOCの平均得点は35.5点(SD10.9)であった。月経前MDQ得点とSOC得点には負の相関がみられ、ストレス対処能力が低い者ほどPMS症状が強いといえる。月経前MDQ得点と属性では、同居家族、配偶者のいる者は、いない者よりも有意に低かった。家族など対象者をサポートする機能がPMS症状を軽減させると示唆する。また、栄養バランスを考慮する者は、そうでない者よりも有意に低く、月経前MDQ得点が高い者ほどPMSの対処行動をとっていた。月経前MDQ得点と薬物依存症による症状の間にも出産経験、配偶者、栄養バランスの考慮、PMSへの対処行動で有意差がみられた。以上より、SOC、栄養バランス、PMSへの対処行動を視野に入れた教育の重要性が示唆された。
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現在までの達成度 (段落) |
29年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
29年度が最終年度であるため、記入しない。
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