研究課題
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心臓は負荷に対する適応として心筋リモデリングを生ずる。すでに多くの心肥大誘導因子が知られているが、心不全に至る適応破綻の機構は十分に解明されていない。本研究は細胞修復反応に関わるATM (血管拡張性失調症の原因遺伝子) を中心としたシグナル伝達経路に着目し、ドキソルビシン心筋症に対する治療法開発の糸口とする。特に、ドキソルビシン心筋症の予防薬となる可能性のあるデクスラゾキサンの作用機序の解明および、心筋症の予防ないし治療効果を明らかにした。今後はファーマコプロテオミクスを用いて負荷適応と破綻の際にin vivoで相互作用する因子を単離し、心不全への新しい治療標的を同定する。
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がん診療における心血管合併症onco-cardiologyアップデート. 診断と治療
巻: 106