研究課題/領域番号 |
16H07160
|
研究種目 |
研究活動スタート支援
|
配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
文化人類学・民俗学
|
研究機関 | 青山学院大学 |
研究代表者 |
鳥塚 あゆち 青山学院大学, 国際政治経済学部, 助教 (70779818)
|
研究期間 (年度) |
2016-08-26 – 2018-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2017年度)
|
配分額 *注記 |
2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
|
キーワード | アンデス / 先住民共同体 / 土地利用 / 土地区分 / 牧畜文化 / ペルー / 文化人類学 / 再区分問題 / 土地画定 / ラクダ科動物 |
研究成果の概要 |
ペルーにおいて、先住民共同体の土地は共有で平等に利用され、内部では土地問題はないと述べられてきたが事実は異なる。調査地の共同体では1997年に領域を細分したため、区画の大きさや境界をめぐり軋轢が生じた。2016年には、とくに若者世代が自身の区画を求めて再区分を提案し問題が再燃した。現地調査では区画面積を計測し、区画の不均等さを実証した。土地をめぐる軋轢の背景には、先住民共同体の土地の市場への開放という国策の影響があった。また何を区分の公的文書とみなすかについても意見が分かれていた。しかし、現在のところ、人々は外部には土地を売らないと主張することで外部を排除し、共同体を維持していると考えられる。
|