研究課題/領域番号 |
16H07171
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研究種目 |
研究活動スタート支援
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
ヨーロッパ文学
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研究機関 | 慶應義塾大学 |
研究代表者 |
西尾 宇広 慶應義塾大学, 商学部(日吉), 講師 (70781962)
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研究期間 (年度) |
2016-08-26 – 2018-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2017年度)
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配分額 *注記 |
2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2016年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | ハインリヒ・フォン・クライスト / ユルゲン・ハーバーマス / 公共圏 / ジャーナリズム / ドイツ文学 / 独文学 |
研究成果の概要 |
プロイセンの作家H・v・クライストの日刊紙『ベルリン夕刊新聞』(1810/11)における「公共圏」構想の意義を、歴史的・現在的な視点から明らかにした。虚実入り混じるその報道は、理性的な熟議と世論形成をめざす啓蒙主義的な言論活動からは明らかに逸脱しているが、同時にそこではしばしば報道内容の真実性が強調され、この新聞を多様な意見のためのフォーラムとして供する編集者の身ぶりも確認できる。『ベルリン夕刊新聞』は、18世紀の「市民的公共圏」の理念に対して両義的な位置に立つが、規範の形成と攪乱というその傾向がまさしく近代の新聞の二つの側面を体現している点で、近代ジャーナリズムの範例的な事例をなしている。
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