研究課題/領域番号 |
16H07323
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研究種目 |
研究活動スタート支援
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
天文学
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研究機関 | 京都産業大学 |
研究代表者 |
福江 慧 京都産業大学, 神山天文台, 研究員 (20785753)
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研究期間 (年度) |
2016-08-26 – 2018-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 恒星 / 変光星 / 化学組成 / 天文 / 天文学 |
研究成果の概要 |
本研究の主たる目的は「未開拓な銀河系バルジ方向のセファイドの金属量を導出し、バルジの星形成史を求めること」である。そのためには標準的な天体の観測から、セファイドの化学組成解析方法を確立することと、実際に銀河系バルジ方向に位置するセファイドの高分散分光観測を行う必要がある。研究代表者は共同研究者とともに近赤外線高分散分光器「WINERED」の観測データを主に用いて、恒星の有効温度の決定方法やモンテカルロ法を用いた金属量導出方法を確立した。WINEREDは大口径の望遠鏡への移設が予定されており、バルジ領域の天体の観測により適した環境が整う見込みである。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
最近の近赤外線観測装置の発達により減光の強い銀河系中心領域を見通す事が可能となり、銀河系中心領域やバルジ、ディスクの広い範囲にわたって、セファイドを含む様々な恒星が同定され始めている。そのような天体に対して、本研究で構築した手法を適用させることで、天体ごとの有効温度や金属量を導出することができる。そのようにして得られた各天体の物理情報から、銀河系の進化や星形成史の解明につながることが期待される。
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