研究課題/領域番号 |
16H07334
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研究種目 |
研究活動スタート支援
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
社会心理学
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研究機関 | 同志社大学 |
研究代表者 |
木村 年晶 同志社大学, 研究開発推進機構, 助手 (40780359)
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研究協力者 |
松浦 直己
蓮花 一己
鈴木 直人
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研究期間 (年度) |
2016-08-26 – 2018-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2017年度)
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配分額 *注記 |
2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | ポジティビティ・エフェクト / 高齢者 / 運転行動 / 前頭葉 / 近赤外分光法 / 交通 / NIRS / 注意 / 交通事故 / 神経科学 / 脳・神経 / 社会系心理学 / 感情 / 漢字 / 感情ストロープ課題 |
研究成果の概要 |
本研究では,認知段階における反応時間の結果の一部にポジティビティ・エフェクトが示されたものの,判断の段階では,若年者と同様にネガティビティ・バイアスの効果が示された。したがって,高齢者におけるポジティビティ・エフェクトは認知段階で生じることが明らかにされた。また,前頭葉の脳活動の点からは,ネガティブ刺激に対して,血流量が増加していた。偏桃体を含む大脳辺縁系で生じた不快感情を前頭前野を活性化させることで抑制することができる (Ochsner, et al., 2002)。したがって,ポジティビティ・エフェクトは高齢者にとって不快感情を抑制することによって生じることが示された。
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