研究課題/領域番号 |
16H07371
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研究種目 |
研究活動スタート支援
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
生涯発達看護学
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研究機関 | 武庫川女子大学 |
研究代表者 |
大西 舞子 武庫川女子大学, 看護学部, 助教 (50779262)
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研究協力者 |
我部山 キヨ子 岐阜協立大学, 看護学部, 教授
古田 真里枝 京都大学, 大学院・医学研究科, 教授
近藤 祥子 京都大学, 大学院・医学研究科, 助教
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研究期間 (年度) |
2016-08-26 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2016年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 心理社会的ハイリスク / ハイリスク妊娠 / 自己記入式質問紙 / 特定妊婦 / 産褥うつ / 心理社会的ハイリスク妊娠 / 質問紙開発 / 妊娠 / 養育 / チェックシート / 尺度開発 |
研究成果の概要 |
本研究は、心理社会的ハイリスク妊婦を効率よく把握するため、妊婦自己記入式質問紙と医療者用チェックリストの開発を試み、再検討段階である。 産褥うつの予測因子を検討するため、2施設において222名の妊婦を対象にエジンバラ産後うつ病質問票、自己記入式質問紙を用いて実施した結果、ソーシャルサポートの低さ、育児環境への不満足、婚姻状況(シングルマザー)が産褥うつに関連する可能性が示唆された(p<0.05)。また、助産師計6名にインタビューを実施した結果、心理社会的ハイリスク妊婦の可能性を効率よく把握する視点は、【この人気になる】【不妊治療後】など7カテゴリーだった。成果は、国内学会及び国際学会で発表した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の成果は、健やかな妊娠生活と児の安全な養育環境の確保を目指し、心理社会的ハイリスク妊娠の対象の早期把握と適切なケア提供を検討するための基礎資料の一部となることが期待される。 近年、全国的に特定妊婦の増加が懸念されており助産師が担う役割は大きい。子どもの虐待死亡事例の約4割が0歳児で、加害者のほとんどが実母である。妊娠期からの継続した支援が周産期の女性の心理的安定と児への愛着形成促進につながる。本研究成果の活用により、心理社会的ハイリスク妊娠の対象を早期把握することは、早期からの適切なケア介入に繋がり、養育能力の査定を通じた、適切な育児環境の確認・保障、虐待予防の一助となることが期待される。
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