研究課題/領域番号 |
16H07490
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研究種目 |
研究活動スタート支援
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
結晶工学
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研究機関 | 国立研究開発法人海洋研究開発機構 |
研究代表者 |
岡田 賢 国立研究開発法人海洋研究開発機構, 海洋生命理工学研究開発センター, 研究員 (90780916)
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研究期間 (年度) |
2016-08-26 – 2018-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2017年度)
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配分額 *注記 |
2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | スケーリーフット / バイオミネラリゼーション / 電子顕微鏡 / ナノ化学 / 結晶成長 / 熱水噴出孔 / ナノ材料 / バイオミメティクス |
研究成果の概要 |
深海の巻貝であるスケーリーフットは,その体表に鱗を持ち,鱗の内外に硫化鉄ナノ粒子を保持するという特異的な生物である.その生息する熱水噴出孔の熱水組成により硫化鉄の有無が異なるが,この硫化鉄の結晶化メカニズムについて,鱗内外および殻の電子顕微鏡観察から推察を行なった.また,硫化鉄を含むスケーリーフットが生息する環境に硫化鉄を含まないスケーリーフットから得られた殻および鱗を放置し回収した試料と比較検討することで,硫化鉄は熱水により作られたナノ粒子の拡散あるいは表面に付着した微生物の鉱化作用ではなく,スケーリーフットが体内で自発的に生成したものであることを明らかにした.
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