研究課題/領域番号 |
16J00037
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研究種目 |
特別研究員奨励費
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 国内 |
研究分野 |
ヨーロッパ文学
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研究機関 | 立教大学 |
研究代表者 |
木内 尭 立教大学, 文学部, 特別研究員(PD)
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研究期間 (年度) |
2016-04-22 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2016年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | フローベール / ロマン主義文学 |
研究実績の概要 |
採用3年目にあたる本年度の研究実績は、主に以下の3点にまとめられる。 第一に、日本フランス語フランス文学会の機関誌『フランス語フランス文学研究』に、「フローベールとミシュレ 二つの革命をめぐって」と題する研究論文を発表した。日本フランス語フランス文学会2017年度秋季大会における発表をもとにした、この論文では、フローベールの『感情教育』とミシュレの『フランス革命史』の二作品を取り上げ、この二人の作家の関係に新たな光を当てることを試みた。 第二に、2018年10月27日に新潟大学で開催された日本フランス語フランス文学会2018年度秋季大会において、「『ボヴァリー夫人』と版画 イメージからテクストへ」と題する研究発表を行った。この発表では、『ボヴァリー夫人』の執筆過程において視覚的イメージが果たした役割を分析した。具体的には、ヒロインのエンマが「キープセイク」と呼ばれる挿絵入りの贈答本を夢中になって眺める場面を執筆するにあたって、フローベールがどのような視覚的イメージを参考にしたのかを、残されたノートを手掛かりとして、明らかにした。 第三に、フローベールの作品にシャトーブリアンの著作が及ぼした影響について、研究を進めた。シャトーブリアンはフランス・ロマン主義の展開において決定的な役割を担った作家であり、フローベールも『アタラ』や『ルネ』をはじめとするこの作家の著作を愛読していた。しかし、これまでのフローベール研究において、シャトーブリアンとの関係は十分に論じられてこなかった。二人の作家の作品を注意深く比較しながら読み進めることによって、フローベールがシャトーブリアンを強く意識しながら創作に取り組んでいたことが明らかになった。この点についても、近いうちに、研究成果を発表する予定である。
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現在までの達成度 (段落) |
平成30年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
平成30年度が最終年度であるため、記入しない。
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