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スピノザ『エチカ』における幾何学的秩序について

研究課題

研究課題/領域番号 16J00092
研究種目

特別研究員奨励費

配分区分補助金
応募区分国内
研究分野 哲学・倫理学
研究機関大阪大学

研究代表者

樋口 朋子  大阪大学, 文学研究科, 特別研究員(DC1)

研究期間 (年度) 2016-04-22 – 2019-03-31
研究課題ステータス 完了 (2016年度)
配分額 *注記
2,700千円 (直接経費: 2,700千円)
2016年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワードスピノザ / 近世哲学
研究実績の概要

本年度、わずか5ヶ月という短い期間ながら以下の2点が科研費の補助を得て遂行される事ができた。まず、5月に台湾大学において行われた国際会議でSpinoza and His Geometric Orderとの題で発表を行った。さらに、近世において非常な影響力を有していた懐疑主義に対してスピノザがどのように議論を行ったかを調査し、英語論文Spinoza and Scepticismを作成した。
1点目に関しては、スピノザの著作における幾何学的論証に焦点を当てたものである。『短論文』その第1付録、『デカルトの哲学原理』、そして『幾何学的秩序によって証明された倫理学』においては幾何学的論証が行われている。この幾何学的論証とはエウクレイデス『原論』をモデルとしたものであり、デカルト『省察』第2答弁においても用いられる。スピノザは『短論文』第1付録から幾何学的論証を行っており、その使用法は徐々に変化している。この点を当発表は指摘した。
2点目に関しては、近世における懐疑主義とスピノザの方法に関してである。ポプキンはスピノザにおける懐疑主義の反駁に対して否定的に捉えていたが、当論文は、スピノザの著作に散見される懐疑主義への言及を洗い直し、スピノザもまた懐疑主義に対抗する議論を行っていると論じた。ここで重要なのは、懐疑主義によって反駁されないような方法であり、本研究の目的であるところのスピノザにおける幾何学的秩序の考察に寄与するところのものである。

現在までの達成度 (段落)

翌年度、交付申請を辞退するため、記入しない。

今後の研究の推進方策

翌年度、交付申請を辞退するため、記入しない。

報告書

(1件)
  • 2016 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2017 2016

すべて 雑誌論文 (1件) (うち謝辞記載あり 1件) 学会発表 (1件) (うち国際学会 1件)

  • [雑誌論文] Spinoza and Skepticism2017

    • 著者名/発表者名
      Tomoko Higuchi
    • 雑誌名

      Laboratory of Thinlking

      巻: 印刷中

    • 関連する報告書
      2016 実績報告書
    • 謝辞記載あり
  • [学会発表] Spinoza and His Geometric Order2016

    • 著者名/発表者名
      Tomoko Higuchi
    • 学会等名
      Philosophy and the World: Graduate International Conference of Philosophy
    • 発表場所
      National Taiwan University
    • 年月日
      2016-05-14
    • 関連する報告書
      2016 実績報告書
    • 国際学会

URL: 

公開日: 2016-05-17   更新日: 2024-03-26  

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