研究課題/領域番号 |
16J00682
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研究種目 |
特別研究員奨励費
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 国内 |
研究分野 |
臨床心理学
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
菅原 大地 筑波大学, 人間総合科学研究科, 特別研究員(DC2)
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研究期間 (年度) |
2016-04-22 – 2018-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2017年度)
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配分額 *注記 |
1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
2017年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2016年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
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キーワード | ポジティブ感情 / 拡張ー形成理論 / 認知の柔軟性 / 思考ー行動レパートリー / 縦断調査 / 原因帰属 / 精神的健康 |
研究実績の概要 |
本年度では,ポジティブ感情を活性度(arousal)の次元で分けた際に認知の柔軟性に与える影響を検討すること,ポジティブ感情が認知の柔軟性を媒介してレジエンスやwell-beingといった精神的健康に与える影響について縦断調査によって検討することが主な目的であった。 ポジティブ感情を高活性(例えば,喜び)と低活性(例えば,落ち着き)に分けた際に,認知の柔軟性の1つの指標である視野の広がりに与える影響と前年度の研究から派生して原因帰属のレパートリーに与える影響を実験的に検討した。実験の結果から,統制群と比べて,高活性と低活性のポジティブ感情群は原因帰属も多様に考えられることが分かった。また,続く実験研究では,前年度におこなった思考―行動レパートリーの指標も含めて,さらに前年度作成した7つのポジティブ感情特性を測定する尺度を用いて,追試的な検討をおこなった。この点については,当初の予定であった,活性度の違いによる説明だけでなく,個別のポジティブ感情(特性)による違いも見出すことができた。 縦断調査については,当初は大学生だけに限っていたが,発達的な観点や社会的な要因も本研究を遂行するためには重要な要因であると考えられたため,20-60代まで調査の対象を広げた。最終的なサンプルも416名と多く,より複雑な統計解析にも耐えうるデータを集めることができた。データの一部については分析を終え,国内・国際学会で発表をおこなった。
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現在までの達成度 (段落) |
29年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
29年度が最終年度であるため、記入しない。
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