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近世朝鮮語のテンス・アスペクトに関する言語学・文献学的研究

研究課題

研究課題/領域番号 16J03419
研究種目

特別研究員奨励費

配分区分補助金
応募区分国内
研究分野 言語学
研究機関東京外国語大学

研究代表者

髙橋 春人  東京外国語大学, 総合国際学研究科, 特別研究員(DC2)

研究期間 (年度) 2016-04-22 – 2018-03-31
研究課題ステータス 完了 (2017年度)
配分額 *注記
1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
2017年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
2016年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
キーワード朝鮮語 / 近世朝鮮語 / テンス / 延辺朝鮮語 / 朝鮮語史 / テンス・アスペクト / 方言学 / 中国朝鮮語
研究実績の概要

研究の全体的な目標は朝鮮語の歴史を幅広い視点から捉えることである。そのため、文献にもとづく研究と方言学からの接近という2通りの方法をとった。
まず、文献にもとづく研究であるが、近世朝鮮語において動詞の過去と関連があるとされる諸形式が具体的にどのように使い分けられていたか、という点について、文献ごとに出例を整理し考察を行った。対象としたのは18世紀後半の資料である『闡義昭鑑諺解』、『十九史略諺解』、『明義録諺解』、『続明義録諺解』、『五倫行實圖』、『種德新編諺解』などの文献である。これらの資料について、当該形式の全用例を終止形と接続形に分けた上で考察・比較することで、各形式の特徴や相違点、各文献の特徴や相違点などをより具体的に明らかにするよう努めた。研究結果のうち、『種徳新編諺解』に関する部分を東京外国語大学大学院の『言語・地域文化研究』(24号)において発表した。発表した内容と、それ以外の文献に関する内容を合わせて発表するべく、博士論文を執筆中である。
次に、中国・延辺大学と連携し、中国吉林省延吉市において朝鮮語の方言に関するフィールドワークを行った。これは、方言学の歴史言語学との関わりを考慮し、得られた知見を朝鮮語史研究に活かしたいというねらいにもとづいたものである。また、博士課程在学中からフィールドワークやその準備を行っておくことで、将来の研究の幅を広げることにもつながると思われる。なお、文献にもとづく近世朝鮮語の研究は資料さえ入手できればあまり場所を選ばないのに対し、フィールドワークは基本的には現地に赴く必要がある。したがってこの研究では、現地に滞在して文献にもとづく研究を行いつつ、フィールドワークを並行して実施するという方法をとった。

現在までの達成度 (段落)

29年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

29年度が最終年度であるため、記入しない。

報告書

(2件)
  • 2017 実績報告書
  • 2016 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて 2018 2016

すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件、 オープンアクセス 1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] 18世紀近世朝鮮語の過去と関わる形式について――『種徳新編諺解』の分析――2018

    • 著者名/発表者名
      高橋春人
    • 雑誌名

      言語・地域文化研究 (Language, area and culture studies)

      巻: 24 ページ: 177-194

    • 関連する報告書
      2017 実績報告書
    • 査読あり / オープンアクセス
  • [雑誌論文] 『老乞大新釋諺解』と『朴通事新釋諺解』に記入された聲點について(原題朝鮮語)2016

    • 著者名/発表者名
      髙橋春人
    • 雑誌名

      譯學と譯學書(原題朝鮮語)

      巻: 7 ページ: 109-130

    • 関連する報告書
      2016 実績報告書
    • 査読あり
  • [学会発表] 過去と関連のある近世朝鮮語の形式について2016

    • 著者名/発表者名
      髙橋春人
    • 学会等名
      朝鮮学会
    • 発表場所
      天理大学, 奈良県天理市
    • 年月日
      2016-10-02
    • 関連する報告書
      2016 実績報告書

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公開日: 2016-05-17   更新日: 2024-03-26  

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